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英語は『教わるだけ』では伸びない

2026/6/5

「知識不足」

英語が苦手な生徒を見ていると、その原因の多くは

「知識不足」

にあると感じます。

少なくとも、高校入試レベルの英語に関していえば、かなりの部分の原因はこれです。

「英語ができるようになるには、どうすればいいですか?」

とよく聞かれるのですが、身もふたもない言い方をすれば、

「覚えることです」

というのが、答えになります。

実際にそのように、生徒たちには回答しています。

英単語を覚える
文法を覚える
熟語を覚える
基本文を覚える

もちろん、「覚えた知識をどう使うか」も大事です。

しかし、そもそも使うための知識が入っていなければ、どうにもなりません。

得意な子と、苦手な子の差

実際に生徒を見ていても、

「この子は英語ができるな」

と感じる生徒は、やはりよく知っています。

ちょっと難しい単語を知っている。
熟語を正確に覚えている。
文法に沿った訳ができている。

そのように感じられます。

逆に、英語が苦手な生徒の場合は、

「基本的なことが、まだ入っていないな…」

と感じることが多いです。

単語を知らない。
熟語を知らない。
文法がめちゃくちゃ。

つまり、

「知識の差」がそのまま「英語の成績の差」となっている

と感じます。

難しいことをやっても…

こういう状態で、いきなり長文読解や英作文に取り組んでも、効果は出ません。

中学3年生になると、受験を意識して

「長文読解をやらなければ」
「英作文を練習しなければ」

と、難しいことをやり始める生徒が増えます。

もちろん、それ自体は間違っていません。

ただし、それが有効なのは

「基本的な知識がある程度入っている人」

の場合です。

知識がない状態で長文を読もうとしても、単語の意味がわからない。文の形がつかめない。

そうなると、英文を読んでいるというよりも、ただ

「アルファベットの羅列を眺めているだけ」

になってしまいます。

英作文も同じです。

知識がない状態で、

「正しい英文が急にひらめいて、空から降ってくる」

ということはありません。

「英作文が書ける」というのは、

自分の中に蓄積してきた英単語、熟語、文法、基本文の中から、問題に合うものを取り出して組み合わせる

という状態になります。

つまり、材料がなければ作れません。

料理にたとえるなら、冷蔵庫に何も入っていないのに、「おいしい料理を作りなさい」と言われているようなものです。

材料がなければ、どれだけ考えても料理はできません。

「出川イングリッシュ」から感じること

話は変わりますが、「出川イングリッシュ」というものがあります。

出川哲朗さんが、海外でカタコトの英語を使いながら、会話を成立させ、コミュニケーションを取っていく姿を見たことがある人も多いと思います。

あれを見ると、知っている単語を必死につなげれば、ある程度内容は伝わるのだな、と感じます。

ただ、ここで大事なのは、カタコトであっても、「最低限の知識は必要だ」ということです。

中学の時に習った基本的な英単語を、断片的に覚えている。

知っている単語を駆使して、何とか自分の言いたいことを伝えようとしている。

だから、会話が成立するのだと思います。

つまり、「出川イングリッシュ」ですら、何も知らない状態では成立しません。

ここに、英語学習の大事なヒントがあると思います。

聞いているだけでは…

英語は、ただ授業を聞いているだけでは伸びません。

英語を本気でできるようにするには、

「自分から覚える」

という姿勢が、どうしても必要になります。

単語を覚える。
熟語を覚える。
基本文を覚える。
文法を覚える。

こうした地道な積み重ねがあって、初めて長文が読めるようになります。英作文も書けるようになります。

英語が苦手な生徒ほど、

「どうやってやればいいですか」

と、「やり方」を聞いてきます。

しかし、その前に、まずは「知識を入れる」ことです。

知らない単語は、読めません。
知らない熟語は、訳せません。
知らない文法は、使えません。
知らない英文は、書けません。

英語は、教わるだけでは伸びません。

「自分から覚える」

その姿勢があって、初めて英語はできるようになります。

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