模試の結果と総合テストの結果、どちらを信じればよいのか
2026/7/1
「総合テスト」が始まる
中学3年生は、2学期に入ると「総合テスト」が始まります。
それと同時に、模試を受ける回数も増えていきます。
そこで迷うのが、
「総合テストと模試、どちらの結果を信じればよいのか」
という問題です。
これは、非常に難しい問題です。
実際に生徒たちの結果を見ていると、
「総合テストの点数は悪いけれど、模試の結果はよい」
というケースがあります。
その反対に、
「総合テストでは点数が取れているのに、模試では思うような偏差値が出ない」
ということもあります。
両方の結果が同じような傾向であれば、判断はそれほど難しくありません。
しかし、結果が大きく食い違っている場合、どちらを基準に志望校を考えればよいのか、迷ってしまうと思います。
両方を見つつ、「普段の様子」を加味する
私の場合、
「総合テストと模試の両方の結果」を見つつ、
「普段の勉強の様子」
も踏まえて判断しています。
たとえば、総合テストや模試の結果が悪かったとしても、普段の勉強を見ていて十分な実力があると感じる生徒であれば、
「今回は、たまたまうまくいかなかったのだろう」
と考えます。
反対に、テストや模試でよい結果が出ていても、普段の問題演習ではあまりできていない生徒の場合は、
「今回は問題との相性がよかったのかもしれない」
「少し運がよかったのかもしれない」
と慎重に判断します。
また、一度のテスト結果だけでは、なかなか本当の実力までは分かりません。
問題との相性、体調、時間配分、ケアレスミスなどなど、さまざまな要素が結果に影響するからです。
そのため、複数回のテストや模試の結果を見ながら、
「普段の勉強でどのくらい問題が解けているか」
「理解力はどの程度あるのか」
「応用問題など、難しい問題にも対応できているか」
といった部分まで確認する必要があります。
このあたりの見極めには、指導者としての経験が問われるように感じています。
強いて言えば「総合テスト」
では、総合テストと模試のどちらか一方を優先するとしたら、どちらでしょうか。
強いていえば、私は
「総合テスト」
の結果を優先します。
というのも、模試の方が、出題された問題に対する「当たり外れ」が大きく出やすいように感じるからです。
特に国語は、文章の内容や設問との相性によって、点数が大きく変わることがあると感じています。
ただ、「総合テストだけを見ればよい」というのも、少し怖いかな、という感じがします。
模試には、
「学校外の受験生を含めた中で、自分がどの位置にいるのかを確認できる」
という大きな利点があります。
志望校判定や偏差値も、進路を考えるうえで重要な資料です。
したがって、
「総合テストの結果を軸にして志望校を考え、模試の結果でその判断を裏付ける」
という考え方がよいのではないかと思います。
総合テストで安定して点数を取れていて、模試でも同じような判定が出ているのであれば、現在の志望校は妥当だと考えられます。
一方、結果が食い違っている場合は、どちらか一方だけで判断せず、次のテストや普段の勉強の様子まで含めて慎重に考える必要があります。
「信学会模試」の信用度の方が高い
ちなみに、「信学会模試」と「なが模試」のどちらの志望校判定を重視するかと聞かれた場合、私自身は、現時点では
「信学会模試」の方が信用度は高い
という印象を持っています。
なが模試の志望校判定は、やや大雑把なので信用性に欠ける印象です。
ただ、「幅広い学力層が受験している」のは、なが模試という気がします。
実際に受験者数は同じ時期の模試でも1000人くらい違うことがあります。
なので、「現在地」を把握する上では、なが模試も悪くないかな、と感じています。
大切なのは、総合テスト、模試、そして普段の勉強という三つの材料を組み合わせて、現在の実力を判断することです。
数字に一喜一憂するのではなく、複数の結果を並べながら、冷静に志望校を考えていくことが重要です。
最後に、身も蓋もない話をしてしまうと、
「真に実力のある生徒」
は、どのテストでも結果を残します。
なので、特に「深志」を志望する生徒は、そこを目指して励んでほしいと思います。
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