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夏期講習

夏期講習は、ただ受けても意味はない

2026/7/10

夏期講習が始まる

夏休みになると、多くの塾で夏期講習が始まります。

受験生にとって、夏休みは非常に重要な時期です。

昔から、

「夏を制する者は受験を制する」

という言葉があります。

実際に、夏期講習を経て大きく成長する生徒はいます。

ただし、ここで注意しなければならないことがあります。

それは、

「夏期講習を受けさえすれば、成績が上がる」

というわけではない、ということです。

ただ「何となく」「やみくもに」夏期講習を受けても、思うような成果は出ません。

大切なのは、

「夏期講習をどのような意識で受けるか」

です。

「主体的に勉強する」

夏期講習で最も意識してほしいことは、

「主体的に勉強する」

ということです。

普段は、学校の授業が進んでいきます。

新しい内容を習い、宿題が出て、定期テストの勉強をして、また次の単元に進んでいく。

その流れの中では、以前分からなかった部分をじっくり復習する時間が、なかなか取れません。

しかし、夏休みは違います。

学校の授業が止まります。

この「授業が進まない」という点を、うまく活かすことが大切です。

今まで放置してきた部分。
何となく分からないままにしてきた部分。
苦手に感じていた部分。

そうしたところに、じっくりと取り組むことができます。

夏休みは、

「日ごろ手が回らなかったところに時間を割くことができる」

大きなチャンスです。

特別なことをやれば伸びるわけではない

たまに保護者の方から、

「夏期講習では、何か特別なことをやりますか」

と聞かれることがあります。

せっかくお金を出して夏期講習を受けるのだから、

「普段とは違う、特別な内容」

を期待したくなるのかもしれません。

しかし、少なくとも当塾では、

「今やっている内容の延長」と「今までの復習」

が中心です。

特別な「裏技」のようなものはやりません。

以前、ある教育系のユーチューバーが、

「夏期講習で成績が上がる特別な方法があるのなら、出し惜しみせずに、春先からやってくれ」

という趣旨の話をしていました。

私も、まさにその通りだと思います。

夏期講習だからといって、急に魔法のような勉強法が出てくるわけではありません。

「これをやれば一気に成績が上がる」

という特別な方法がもしあるのならば、夏まで待たずに、普段からガンガンやればよいだけです。

大切なのは「特別なこと」ではありません。

今まで分からなかったところを、分かるまでやる。
できなかった問題を、できるようになるまで繰り返す。
基本を徹底し、穴を1つ1つ埋めていく。

こうした地道な学習こそが、夏期講習で本来やるべきこと。

私はそう考えています。

与えられたものを、何となくやるだけでは、伸びない

夏期講習で伸びる生徒と、あまり伸びない生徒の違いは、ここにあります。

伸びる生徒は、自分で考えながら勉強します。

「自分はどこが分かっていないのか」
「どの単元を復習すべきなのか」
「なぜこの問題を間違えたのか」

自分の弱点を中心に、「それを克服するにはどうすればいいか」を、意識しながら取り組みます。

一方で、伸びにくい生徒は、人から与えられたものを、ただ何となくこなしているだけになっています。

塾に来た。
話を聞いた。
問題を解いた。

それだけで勉強した気になってしまう。

しかし、それでは大きな成長は期待できません。

大切なのは、

「自分で理解するように学ぶ」

ことです。

「自分の頭で納得するまで考える」

夏休みは、そのための時間を取りやすい時期です。

普段では、なかなか手を付けられなかった部分に、自分が納得するまで取り組む。

これが、夏期講習や夏休みを無駄にしないために、一番重要なことだと思います。

受験生は理科・社会の復習を早く始める

特に受験生に意識してほしいのは、

「理科・社会の復習」

です。

例年、理科・社会の対策が遅れて、直前になって苦労している受験生が多いと感じています。

英語や数学は、普段から塾で学習する機会が多いです。

一方で、理科・社会はどうしても後回しになりがちです。

「覚えることが多い」
「どこから手を付ければいいか分からない」
「苦手だからやりたくない」

そう思っているうちに、時間だけが過ぎていきます。

しかし、理科・社会は、早く復習を始めた生徒ほど有利です。

「できない」と分かっているからこそ、後回しにしたくなる気持ちは分かります。

ただ、できないものを後回しにしても、できるようにはなりません。

むしろ、後になればなるほど、精神的にも時間的にも苦しくなります。

だからこそ、夏休みのうちにどんどん復習を進めることが大切です。

夏期講習を意味のあるものにするために

夏期講習は、ただ受ければよいものではありません。

大切なのは、

「何のために受けるのか」

をはっきり意識して臨むことです。

今まで放置してきた苦手を復習する。
学校の授業が止まっている間に、基礎を固め直す。
自分で考える姿勢を身につける。

こうした目的を持って取り組めば、夏期講習は大きな意味を持ちます。

反対に、

「目的もなく、ただ塾にだけ通い、与えられた課題を何となくこなす」

だけでは、夏休みはあっという間に終わってしまいます。

夏休みは長いようで、実際には、あっという間に過ぎていきます。

だからこそ、最初の段階で意識を変えることが大切です。

「夏期講習を受けるから大丈夫」ではありません。

「夏期講習を自分でどう活用するか」が重要です。

夏休みを有意義な時間にするためにも、夏期講習は「ただ受ける」のではなく、「自分の課題に向き合う姿勢」を持って、受講してほしいと思います。

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