若者の成長は目覚ましい
2026/7/13
急激に伸びる生徒
生徒たちを指導していると、たまに
「驚くほど急激に成長する生徒」
に出くわします。
少し前までは、まったくできなかった。
こちらとしても、
「この子にこの問題は、なかなか厳しいかな」
と感じていた。
それなのに、数か月後には見違えるようにできるようになっている。
そういう姿を見ることがあります。
もちろん、すべての生徒が短期間で一気に伸びるわけではありません。
ただ、若い人には、大人が思っている以上の成長力があるのだな、と感じることがあります。
正負の数もおぼつかなかった生徒
ある生徒は、入塾当初、正負の数の計算もかなりおぼつかない状態でした。
さらにこちらが頭を抱えたのは「手を使って計算していた」ことです。
中学生になっても、計算で手を使っている。
これは、小学生の算数の部分からやり直さなければいけない状態です。
案の定、塾に入ってから最初の数学のテストは、かなり厳しい結果でした。
「このまま数学をやっていて意味があるかな…」
「他の教科をやった方がいいかな…」
そう考えたこともありました。
ただ、すぐに結論を出すのではなく、もう少し様子を見ることにしました。
すると、しばらく勉強を続けていくうちに、少しずつ計算ができるようになってきました。
最初は正負の数で苦戦していた生徒が、一次方程式に取り組めるようになりました。
一次方程式で苦戦していた生徒が、連立方程式まで解けるようになりました。
テストでも、平均点近くまで点数が取れるようになりました。
さらに、自信が出てきたのか、最近では連立方程式の文章題まで解けるようになってきました。
数か月前の姿を思い出すと、かなり驚いています。
「ここまで変わるのか」
そう感じるくらいの成長です。
意識が変わると、行動が変わる
別の生徒も、2年生になってから点数が安定し始めました。
塾での様子を見る限り、ものすごく大きな変化があったようには見えません。
今まで通り、淡々と勉強している。
しかし、テストの結果は安定してきました。
不思議に思って保護者の方に話を聞いてみると、
「家での勉強に対する取り組みの姿勢が変わった」
とのことでした。
「なるほど」と思いました。
塾で見えている姿だけでは分からない部分で、本人の中に変化があったのだと思います。
何がきっかけだったのかは分かりません。
ただ、2年生になり、生徒の中で、
「もう少しやらないといけない」
「このままではまずい」
という意識が芽生えたのかもしれません。
そして、その気持ちの変化が、家での行動を変えた。
その結果、テストの点数にも表れてきているのだと思います。
「気持ち」だけでは伸びない
若い人たちは、「気持ち一つ」で急激な成長を見せることがあります。
そうした姿を見るのは、指導する側として本当に楽しみです。
ただし、ここで勘違いしてはいけないことがあります。
それは、
「気持ち」だけでは伸びない
ということです。
たまに、「言うことだけは立派」な生徒がいます。
「〇〇高校に行きたいです」
「本気でやります」
「頑張ります」
そういう言葉は出てくる。
しかし、実際の行動は変わらない。
勉強時間は増えない。
間違え直しはいい加減。
覚えるべきことも覚えない。
挙句の果てには、忘れものだらけ。
こういう生徒は、残念ながら伸びません。
大事なのは、気持ちが変わることそのものではありません。
気持ちが変わった結果、「行動が変わる」ことです。
急激に成長する生徒は、必ず行動が変わっています。
勉強の量が増える。
家での取り組む姿勢が変わる。
間違えた問題への向き合い方が変わる。
そうした行動の変化があって、初めて結果につながります。
成長する生徒は、行動で分かる
成長する生徒は、行動が変わっています。
宿題をきちんとやるようになる。
今までならすぐにあきらめていた問題に、もう少し粘るようになる。
家でも勉強するようになる。
そうした変化は、最初は小さいものかもしれません。
しかし、その小さな変化が積み重なると、数か月後には大きな差になります。
「急に伸びた」ように見える生徒も、実際には日々の小さな行動の変化が積み重なっています。
気持ちが変わる→行動が変わる→結果が変わる
この流れです。
だからこそ、他の生徒にもこの点を意識してほしいと思います。
「やる気になった」と言うだけでは足りません。
その気持ちを、「具体的な行動に変える」こと。
そこまでできて、初めて本当に現実が変わり始めます。
生徒の可能性を決めつけない
一方で、指導する側も気をつけなければならないことがあります。
講師は、経験がついてくると、生徒の実力を「予測」してしまうことがあります。
「この生徒の実力は、このくらいだろう」
「この子は、ここまで伸びれば十分かな」
「このタイプは、なかなか変わらないだろう」
もちろん、経験から見えてくるものはあります。
実際に、経験からくる「予測」は、かなり高い確率で当たることが多いです。
ただ、それが行き過ぎてしまうと、生徒の可能性を狭めてしまうことになりかねません。
今回のように、数か月で大きく変わる生徒を見ると、改めて思います。
生徒の力を、こちらが勝手に決めつけてはいけない。
今できないからといって、これからもできないとは限らない。
勉強を継続していく中で、本人の意識が変わり、行動が変わり、結果も変わることがある。
そうした可能性を信じることを、指導する側が忘れてはいけないと思います。
変わる生徒を見るのは楽しい
若い人たちの成長には、本当に目覚ましいものがあります。
数か月前には考えられなかったような成長を見せてくれます。
何よりうれしいのが、そうした成長を経ていく中で、自信をつけて、さらに難しい問題にも挑戦するようになる。
そうした変化を見ることができるのは、この仕事の大きな楽しみです。
もちろん、すべてが順調にいくわけではありません。
なかなか変わらない生徒もいます。
それでも、生徒のような若い人たちには全員に、大きく変わる可能性があります。
その可能性を信じながら、今後も指導していきたいと思います。
そして、生徒たちにも伝えたいです。
今できないからといって、あきらめる必要はありません。
ただし、変わりたいなら、行動を変えること。
気持ちを変え、行動を変え、結果を変えていくこと。
その積み重ねによって、自分でも驚くくらい成長できることがあります。
そうした成長を、これからも楽しみに見守っていきたいと思います。
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