「時制」を意識する
2026/8/7
英語の長文読解
夏期講習中、受験生には「英文読解」に取り組んでもらっています。
行っているのは、長文の「全文和訳」です。
英文を読んでただ設問に答えるだけではなく、一文一文を日本語に訳してもらいます。
全文和訳は、英語の力だけでなく、日本語の力も鍛えられる学習だと感じています。
英単語や英文法を理解したつもりでも、日本語として自然な文にまとめられなければ、「使いこなせる」ところまで身についていると言えません。
そのため、英文和訳をすると、生徒の英語力だけでなく、国語力や文章理解力もよく分かります。
気になるのは「時制」
生徒たちの訳文を確認していて、全体的に気になるのが
「時制」
です。
現在形、過去形、進行形といった違いを、あまり意識せず、なんとなく訳している生徒が多くいます。
特に多いのが、
「現在形の英文を過去形で訳してしまう」
というケースです。
例えば、
He plays soccer.
という英文であれば、
「彼はサッカーをします」
が、自然な訳です。
しかし、これを何となく、
「彼はサッカーをしました」
と訳してしまいます。
細かい部分かもしれませんが、こうした部分が不正確だと、英文の内容も、正確に理解できないような気がします。
進行形は見落としがち
さらに気になるのが、進行形です。
「彼はサッカーをしています」
という英作文の問題があるとします。
He is playing soccer.
「~しています」となっていたら、進行形を意識してほしいところです。
ところが、多くの生徒が、
「He play soccer.」
と、現在形で表現してしまいます(そもそも三単現がわかっていない)。
長文読解のような全体内容を理解する問題の場合、このあたりをあいまいにしていても、正解になることは多いです。
なので、ついつい「何となく」で答えてしまっています。
ですが、「英作文」で聞かれた時にはごまかしがききません。
和訳で意識すれば、文法問題にも強くなる
全文和訳をするときに時制を意識できるようになれば、文法問題にもよい影響が出ると思います。
普段から、
「この動詞は現在形だ」
「ここは過去の出来事だ」
「今まさに行っているので進行形だ」
と考えていれば、空欄補充や並べ替えの問題でも、正しい動詞の形を選びやすくなります。
文法を知識として覚えるだけでなく、
「実際の文章の中で意味と結びつける」
ことが、とても大切です。
英文を訳すときには、単語の意味だけを追うのではなく、「時制」をより意識してください。
「いつの話なのか」
を意識して訳す。
その習慣が身につけば、英文の内容理解はより正確になり、文法問題のミスも減っていくはずです。
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