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解けない「理由」を考える

2026/10/26

全部「○」

うちの塾では、生徒にまず問題を解いてもらい、

「わからないところ」
「間違えたところ」

を一緒に確認して直していく、という形で指導しています。

気になるのが、

「それほど実力があるわけではないのに、やたらと「○」ばかりついている」

という生徒です。

本当に全部できているのであれば、問題ありません。

ただ、実際にはそうではないことが多い。

本人が、自分の間違いに気づかず「○」をしていることがほとんどです。

そして、こういう生徒は、同じ間違いを何度も繰り返します。

「どうやって解いた?」

先日も、ある生徒が「○」をつけていた問題について、

「これ、どうやって解いたの?」

と聞いてみました。

内容は、二次関数の「変化の割合」です。

この問題を解くには、

「xの増加量」
「yの増加量」

をどのように求めるのか。

「変化の割合」がどのように表されるのかを理解していなければなりません。

そこで、本当に理解しているのか確認したかったので、

「答えを出した時と同じように、もう一度やってみせて」

とお願いしました。

ところが、まったくできません。

先ほど解いたはずなのに、同じ手順を再現することができない。

おそらく、

答えを見て写した

あるいは、

例題を見ながら、そのまま形だけマネした。

そんなところでしょう。

これでは、いくら問題を解いても力はつきません。

「解き方」を覚える

伸びない生徒を見ていると、

「答えを出すこと」

そのものが目的になっていることが多いように感じます。

答えが合っていれば、OK。
間違っていても、赤で正しい答えを書き写して終わり。

でも、勉強で本当に大切なのは、その後です。

なぜ、その式になるのか。
なぜ、その答えになるのか。
自分は、どこで考え方を間違えたのか。
どうすれば、次は正しく解けるのか。

こうした「過程」を、解答を見ながら確認することが大切です。

その問題を間違えたこと自体は、実はそれほど問題ではありません。

大事なのは、

「なぜ間違えたのか」

を自分で理解できることです。

そこがわかれば、次に同じような問題が出た時には修正できます。

逆に、答えだけ合わせて終わっていれば、また同じところで間違えます。

「できない」ことを「できる」ようにする

「勉強とは、「できない」ことを「できる」ようにすること」

塾仲間の先生の言葉です。

できなかったことを見つけて、その理由を考え、次はできるようにすること。

この繰り返しが「勉強」です。

だから、生徒たちには、

「答えが合っているか」

だけで満足することなく、

「なぜ、その答えになるのか」

というところまで、常に意識してほしいと思っています。

結果ではなく、過程を意識する。

そして、できなかった「理由」を考える。

この積み重ねができる生徒は、確実に伸びていきます。

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