お問い合わせ

blog

「根拠」を持つ

2021/5/11

生徒に指導をしていても、
その反応は千差万別です。
きちんとアドバイスどおり
実行できる子。
返事はいいのだけれど、
行動が伴わない子。
全く言うことを聞かない子。
どのようなタイプが
伸びていくのかは明らかです。
一方、指導する側も気をつけなければ
ならない部分があります。
それは「『根拠』『理由』を明確にする」
ということです。
例えば数学で途中式を書くように言う。
簡単な問題であれば、
そんな面倒なことをしなくても、
答えが導き出せる。
なので、省いてしまう子が多い。
その時に、
「面倒でもなぜ途中式を
書かなければならないのか」
という根拠をきちんと伝えられるかどうか。
「難しい計算になった時に
途中式を書かないとミスが増える」
「間違えた時に、途中式を書いておかないと
どこで間違えたのかの判断ができない」
「テスト本番の、プレッシャーがかかる
状況を想定して練習する」
などなど。
こんなことを、いちいち説明する
必要はないかもしれません。
ただ、指導において「根拠を持つ」ということは
大事かな、という風に思っています。
昔のいわゆる「体育会系のノリ」でいけば、
「指導者の言われたとおりにやればいいんだ」
でいいのかもしれません。
ただ、個人的にそのノリはあまり
好きではありません。
プロ野球の野村監督がおっしゃっていた言葉に
このようなものがありました。
「指導者がなぜ『シゴキ』をするのか。
それは『シゴキ』をした方が
指導者自身が『仕事をした』という感覚を
持つことができるからだ。」
この言葉は、自分の中に、
戒めの言葉として残っています。
「言われた通りにやればいいんだ」
という指導の方が教える側は楽です。
いちいち理由を考えて説明することは
非常に面倒ですし、地味です。
ですが、こうした地味な部分を
おろそかにすると、長い目で見た時に
結局生徒の成長を潰すことになるんだろうな。
そのような気がしています。
ぜひご覧ください。

contact

面談のご要望など、当塾へのお問い合わせはこちらよりお願い申し上げます。後日、当塾よりご記入頂きました電話番号へご連絡いたします。