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「過程」を見れば「結果」がわかる

2021/5/20

昨日はテスト前日ということで
生徒の要望を聞いて、
テスト対策の勉強を各自で進めてもらいました。
その様子を見ていて、
「なるほどな…」と思ったことがありました。
理科と社会のテスト勉強をするために、
塾のワークを使って勉強してもらったのですが、
「2時間では、とても全部はやり切れないだろう」
と思いました。
なので、短い時間でも確認できそうな
基本的な問題のところを教えて、
「このページを一通り確認してごらん」
という風にアドバイスしました。
で、あとは生徒に任せて様子を見ていたのですが、
途中で確認してみると、
アドバイスした通りにやっておらず、
テスト範囲のページを頭から進めているだけで、
基本だけでなく、応用まで含めてやっていました。
「これだとテスト範囲全部確認できない
と思うけど、大丈夫?」
と聞いてみましたが、生徒は「…」。
あまりテスト前に不安にさせるのも
どうかと思ったので、
それ以上は突っ込まないようにしました。
結局2時間でテスト範囲全体を
確認し終わることなく、
最初の方のページだけやって終わりました。
一方、別のある生徒。
同じようにアドバイスしていたのですが、
途中で見てみると、特定のページに絞って
解いていました。
「他のページはやらなくても大丈夫?」
と聞くと
「不安なところだけやっています。」
との回答。
「あぁ、なるほど。」
と思い、あとは生徒に任せました。
最初にアドバイスした生徒は、
「勉強が苦手な感じ」の生徒です。
おそらくテスト勉強をあまり
していないのでしょう。
なので、とりあえずテスト範囲を
頭から進めることだけやる。
また、
「自分がどのくらい問題を解く
のに時間がかかるのか?」
といったものがないので、
時間がない中でも、
「とりあえず範囲を全部完璧に
まかなおうとする」。
結果、時間が足りずに
頭の部分だけやって終わる。
こうしたテスト勉強を
繰り返していると思います。
一方、後に挙げた生徒は
テスト勉強をきちんとするタイプです。
なので、「自分のどこが足りないのか?」
がわかっている。
また、問題を解くのにどのくらい
時間がかかるのか把握できているので、
時間がない中でどのように準備すればいいかを
考えて行動することができる。
テスト前の「行動」を見れば
ある程度テストの「結果」も
予想できるな、ということを思いました。
こうした姿勢というのは、
社会に出て仕事をする時にも
差となって現れるのだと思います。
会社から「言われたこと」だけやるのか。
「自分で考えて」行動するのか。
「テスト勉強」という過程は
社会に出てからの仕事と相通じる
ところがあるな、ということを思いました。

ぜひご覧ください。

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