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「ノートを使わない勉強」のまずさ

2021/6/29

小学生に指導していて
「う~ん」と思うことの1つが
「ノートの使い方」です。
どうもノートを使って練習する
機会が少ないように思います。
例えば塾の問題集を使って計算練習を
してもらおうと思って渡すのですが、
「問題をノートに書き写してやるんだよ」
と言っても、いきなり問題集に書き込んで
やろうとしてしまいます。
おそらく「問題集に書き込んでやる」という
癖がついてしまっているので、
そうした動作になってしまうのだと思います。
また、中学生の生徒、
特に数学が苦手な生徒に多いのですが、
問題文をきちんと書かずにやり始める
生徒が多いです。
例えば()のついた方程式を解く時に、
2(x+3)-4=0
というような問題があったとします。
これをノートに書く時には、
最初の式を書くのを飛ばして、
2x+6-4=0
というように、カッコを外した形から
書き始めてしまいます。
このくらいの簡単なものであれば
まだいいですが、
学年が上がるに連れて、徐々に複雑な
形になっていても同じような形で
最初の式を書くのを飛ばしてやってしまいます。
なので、間違えた時に「どこを間違えたのか」が
きちんと確認できないままになってしまう。
そうした生徒が多いです。
成績が優秀な生徒は、
だいたい「ノートの使い方」がうまいです。
それは「キレイにまとめられている」と
いう部分ではなく、
「間違えた時に、自分で確認しやすい」ように
書くことができている、という部分においてです。
また、書き写すことに慣れているので、
ミスをすることも少ないです。
問題集に書き込んでしまうと
その問題集は使えなくなります。
小中学生を見ていると
「反復練習が足りていないな」と
感じることが多いのですが、
それはおそらく問題集に書き込んでしまうため、
問題集が使えなくなり、繰り返し練習できないことが
原因の1つではないかと思っています。
小さいうちに「ノートの使い方」を
身につけておかないと、
大きくなってから改善するのは難しいです。
小学生のうちにノートを使って勉強することに
慣れておいてほしいです。

ぜひご覧ください。

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