陰の波動、陽の波動
2021/9/10
最近読んだ本に、「人間の考え方、感情は伝播する」という内容がありました。
いい考え方をしている人には、同じようないい考え方をしている人が集まり、悪い考えをしている人には、同じように悪い考えをしている人が集まる、ということです。
教室の雰囲気などをみていると、「確かにそうだな」と思います。
やる気のある生徒、集中して取り組める生徒が集まっている時間帯というのは、緊張感を持った空気に包まれます。
普段はぼんやりしている生徒も、その雰囲気につられるように、真面目に授業に取り組む。
一方、集中力に欠ける生徒、ダラダラしがちな生徒が多い時は、教室の雰囲気もどこか「だらっ」とします。普段は真面目に取り組む生徒も、そうした空気に呑まれると、いつもよりもややゆるい感じになります。
厄介なのは、「いい波動」というのは伝わりにくいのですが、「悪い波動」というのは簡単に伝わっていく、ということです。
ちょっと勉強をサボっている生徒が1人でもいると、あっという間にその空気は伝染していってしまいます。
昔のドラマ、金八先生の中で「腐ったミカン」という表現がありました。あまりいい表現とは言えないですが、現実は「腐ったミカン」という現象はよく当てはまると思います。
なので「いかに全員を集中した状態に持っていくか」。そうした環境を作るのが大事だと思っています。
勉強が苦手な生徒は「負の波動」を出しがちです。なので、そういう時はこちらも負けずに「陽の波動」を出すことで、こちらの空気に取り込んでしまおう。そう思っています。そう、松岡修造のように…。
そのためには「元気」が一番。大きな声を出す。姿勢をよくする。笑顔で接する。基本的なことかもしれませんが、忙しくなると忘れがちです。
常に自分の立ち居振る舞いを確認しながら指導しなければならない。そう思っています。
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