記述の練習法
2021/11/24
生徒の課題として、記述問題の添削をする機会が増えてきました。そこで、「記述の練習法」についてお話ししようと思います。
まずは基礎知識
記述問題を解く前提として、「基礎知識」は必要です。
「知らないこと」について書くことはできませんよね。
基礎知識が覚えられていない生徒さんは、まず「基礎知識」を覚えるようにしましょう。
「基礎知識」とは、理科や社会の用語、英語は単語・文法、国語の漢字、などです。
まず書いてみる
次に大事なことは、まず「書く」ことです。
記述問題は難しいので、最初からあきらめてしまったり、後回しにしてしまう子が多いです。それではいつまでたっても書けるようになりません。
ある作家さんは、「文章を上手に書くコツ。それはとにかく『書くこと』だ」とおっしゃっていました。
記述問題の練習にも、この言葉は当てはまると思います。
最初から上手に書ける人はいません。失敗を恐れずに、どんどん書いてみましょう。
書けない時は「写す」
そうはいっても、「本当に、何も書けない」ということもあると思います。
その時は「解答を丸写し」しましょう。
まず「マネ」から入る。ていねいに模範解答を書き写すようにしましょう。
ただ、その時に1つ大事なことがあります。
それは「一度、問題を自分なりに考えた上で、答えを写す」ということです。
何も考えず、ただ答えを何となく写していても、上達しません。
自分なりに考えた上で答えを写すことで、
「この問題では、こういうことが聞かれていたんだな」
「こういう風に自分の考えをまとめていけばいいんだな」
という形で、だんだんと問題のポイントが見えるようになってきます。
きちんと一度問題と向き合った上で、ていねいに書き写すようにしましょう。
添削してもらう
記述問題の場合、解答と一致することは少ないと思います。
「自分で書いたものが、あっているかどうかわからない…」
そのような時は、必ず他の人に添削してもらいましょう。
学校の先生や塾の先生など、文章を客観的に評価してもらえる人に頼みましょう。
どんどんチャレンジしよう!
入試問題では、記述問題の割合が年々増えています。
昨年は国語の平均点が大きく下がりましたが、それは「記述問題が増えた」からだと思います。
記述問題は、きちんと準備していないと、試験本番で対応するのはかなり難しいです。
今から練習していけば本番には十分間に合います。過去問などを使って、記述問題に取り組んでいきましょう。
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