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「親の熱意」と「読書」と「習慣」

2022/2/3

昨日の続きです。

昨日のブログでは、学力を決める要素として「親の学歴」「世帯年収」「先行学習」を挙げました。

ですが、

「親の学歴が高くなければ、どれだけがんばっても子どもの学力は上がらないのか」

といえば、それも違うと思います。

私の話

なぜそう言えるかといえば、私自身がそうだからです。

私の学歴は、「堀金中→深志→早稲田」です。それなりの学歴だと思います。あ、大学は一浪です…。

で、両親の学歴といえば、どちらも「高卒」です。

親父は南農、おふくろは大町北出身です。

「昔の南農はすごかった」
「北高は、当時は豊科より上だった」

と、両親は自分の出身校の自慢をしてきます。

が、一方で「親父の高校時代は、映画ばかり見ていた」という目撃情報も握っています。

なので、少なくとも親父はあまり勉強は得意ではなかったんだろうな、と思っています。

それでも自分はそれなりの高校、大学に進学させてもらいました。

ちなみに、うちの兄の学歴も「堀金中→深志→東工大」なので、それなりだと思います(兄も一浪)。

塾講師に成り立ての時、「親の学歴なんて、関係ないね!」と思っていたのは、自分がそうだったからです。

なので、少なくとも「親の学歴」が全てではない、ということは言えるのではないかと思います。

お金の話

「世帯年収」の部分についても、親父は普通のサラリーマンでしたし、おふくろは専業主婦とパート、という感じでした。

なので、当時でも、ごく一般的な家庭ではなかったかと思います。

兄貴も自分も塾に通うことはなかったです。おふくろが「塾嫌い」ということもありましたが、自分たちの小中学校の時には、まだそんなに塾というものがなかったと思います。

なので、特に小中学校の時には、勉強面でそんなに特別にお金をかけてもらっていないと思います。

まあ私の場合は、大学は私立だったので、かなり申し訳なかったですが(国立落ちたので)…。

おふくろの情熱

親の学歴も世帯年収も普通。

そんな自分がどのようにして学力を高めていったか。

今振り返ってみると、一番大きかったのは、「おふくろの情熱」だったかな、と思います。

おふくろは高卒ですが、大学か専門学校に行きたかったようです。

ですが、家庭の事情で進学はさせてもらえず、就職したそうです。

「自分の子供にはそういう思いをさせたくない」

ということで、息子の教育には力を入れたのではないか。

そう、おふくろの母(ばあちゃん)が、自分に教えてくれました。

小さい頃のおふくろは、厳しかったと思います。恐ろしかったです。

「母ちゃん怖くて勉強していた」

部分は、特に小学校の低学年の頃はあったかな、と思います。

中学の時も、ダラダラしていたらぶっ叩かれました(一度だけですよ…)。

そうした「母親の想い」の結晶が自分、そんな気もします。

おふくろのやったことすべてが「よかった」とは思っていません。今考えると「う~ん…」と思う部分はあります。

ただ、子供ながらに「親の真剣さ」というのは感じていました。

なので「親の本気度は子供には伝わる」ということは言えるのではないか。そう思っています。

読書

それ以外に大きかったのは「読書」かな、と思います。

お金にはシビアなおふくろでしたが、本を買う場合には、惜しみなく出してくれました。

その感覚は自分に受け継がれているように思います。

私も相当な「ケチ」だと思っていますが、本にはお金を使うようにしています。これは確実に母の影響です。

また、図書館にはよく行っていました。

堀金図書館もちょこちょこ行っていましたが、自分が覚えているのは、「小学校の図書館」によく行っていたな、という記憶です。

一時期、本をどれだけ借りて読むかを競争していたようなことがありました。

その時には、毎日放課後に図書館に行き、本を借りていたように思います。

「授業終わる→図書館行く→グラウンドでサッカーする→帰る」

このような生活を送っていた時期がありました(確か小3~4あたり)。この時の影響は大きかったかな、と思います。

それだけ図書館に行ったのも、「ハマる本」があったからです。

自分は「ズッコケ三人組」にハマってずっと読んでいました。

その中に「ハカセ」という登場人物がいます。その人物が「伝記しか読まない」という設定でした。

なので、しっかり影響されて、自分も一時期伝記ばかり読んでいました。

よかった面もありますが、「もう少し物語も読んでおけばよかったかな」という後悔もあります。

いずれにしても、小学校の時はかなり本を読みました。これがよかったかな、と思います。

鉄のルール

もう1つ、「よかったな」と思ったことは、「勉強を習慣化する」ことができた点です。

今でも覚えていますが、自分の中学時代の勉強時間は、だいたい「2時間」でした。

学校がある日は、「帰宅→18時から19時まで勉強→夕飯→21時から22時まで勉強→寝る」

ほぼこのサイクルでした。

「18時から19時」と「21時から22時」の2時間は、勉強する時間

この部分を固定できたのが、継続して勉強をすることができた、一番の要因だと思っています。

私の場合は兄がいて、兄がそのような生活を送っていました。

なので「中学生になれば、そういう生活をするのが普通」というくらいの感覚でした。他の人もきっとそうしているのだろう、と。

なので、それがあまり普通ではない、ということを知ったのは、随分と後のことです。

あまり苦なく、「勉強を習慣化」することができたこと。これも大きかったと思っています。

余談ですが、当時は「月9」が流行っていたので、「月9」を見たい時は、1時間早く勉強を終わらせて、「月9」を見ていました。

普段はダラダラと勉強に向かっていましたが、「月9」のある時は、自主的にさっさと勉強を終わらせていました。

そんな姿を見て、親は「毎日『月9』があればいいのに…」とぼやいていたのを覚えています。

ある程度「工夫」が必要

「親の学歴」「世帯年収」「先行学習」があれば、学力にとって、有利だとは思います。

ですが、それが全てではないことも、また事実だと思います。

ただ、そのためには、意識して工夫する必要があると思います。

「読書」と「勉強の習慣化」

私の経験則になってしまいますが、少なくともこの2つを徹底して行うことで、学力を伸ばすことができる。そう思っています。

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ぜひご覧ください。

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