家康、江戸を建てる
2022/5/24
最近、こちらの本を読みました。
きっかけはYou Tubeです。
おすすめ動画として、岡田斗司夫さんの動画が出てきました。
岡田さんの動画はほとんど見たことはなかったので、動画にあまり興味はありませんでした。
ただ、サムネイルを見ると「この本が面白い!」との紹介が。
結局動画は見ませんでしたが、本のタイトルも面白そうだったので、購入して読んでみました。
江戸発展の物語
タイトルは「家康、江戸を建てる」ですが、家康自身はあまり出てきません。
家康は小田原征伐の後、秀吉の命により関東へ移封します。
当時の江戸は、一地方の港町にすぎませんでした。その江戸を、どのようにして今日の発展の基礎を作り上げたのか。
江戸を一大都市にするために奮闘した、男たちの物語になっています。
・利根川の流れを変えた話
・貨幣経済の仕組みを確立させた話
・江戸に飲み水を引いた話
・江戸城の石垣をめぐる話
・江戸城の天守閣の話
の5つのストーリーからなります。
個人的には、第2章の貨幣を作った話が一番お気に入りです。
名もなき男たちの奮闘
各章で出てくる人物は、それほど有名な人物ではありません。
ですが、東京が今日世界有数の大都市に発展するまでには、こうした「名もなき男たちの奮闘」があったからなんだな、ということを想起することができました。
東京の地名の由来や、隠れた名所の話も載っていました。今度東京に行った時に、是非訪れてみたい。そんなことを思わせてくれる物語でした。
戦国話のような、派手な面白さはないですが、昔NHKでやっていた「プロジェクトX」のような面白さがあります。
何となく知って読んだ本ですが、きれいにハマりました。
今の東京のルーツをたどる、という意味で非常に面白い本だと思います。
☆YouTubeチャンネルもやっています
https://www.youtube.com/channel/UCcorE8DZR8FqA_EX2tlHo-A/featured?view_as=subscriber
ぜひご覧ください。