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step by step

つまづいたところからやり直す

2022/6/27

塾に来るお子様は、基本的に「勉強でつまづいた時」に来ます。

「いま学校でやっているところがわからない」
「テストでなかなか点数が伸びない」

など、問題点が表面化したら、塾を探すようになるのが普通だと思います。

そして、

「とりあえず、いまやっているところがわかるようになれば、何とかなる」

という風に考えている場合も多いです。

ですが、ことはそう単純ではありません。

前の段階で、すでにつまづいている

当塾では、最初に面談をしたあとに、体験授業を受けてもらいます。

生徒に「塾の雰囲気を確かめてもらう」というのが主な目的です。

それ以外に、塾の側からすると、

「この生徒が、どのくらいのところまで理解しているのか?」

ということを確認する場でもあります。

そこで体験授業をしてみると、

「聞いていたところよりも、もっと前の段階でつまづいている」

ということに気づくことが多いです。

例えば、数学で「連立方程式が解けない」と言っている子がいたとします。

「じゃあ連立方程式の確認をしてみよう」

ということでやってみると、「連立方程式の解き方」はわかっている。

じゃあどこで解けないのか、というと、連立方程式の途中で出てくる「一次方程式」の解き方を忘れている。

そのため、連立方程式の答えまでたどり着くことができない。

こうしたことは、本当によくあります。

さかのぼって復習

こうした場合、いくら連立方程式の練習をしても解けるようになりません。

まず、前の学年の内容である「一次方程式」にさかのぼって、練習をする必要があります。

こうした部分を確認しながら進めていくのが、塾の仕事なのかな、と思っています。

勉強が苦手な子に、

「いまやっている内容」と「前にやっていた内容」

同時に進めていくのは、ほぼ不可能に近いです。

そうすると、どちらかに絞ってやるしかありません。

以前は、

「前のところを復習しても、テストに出ないから…」

ということで、今やっている内容に固執してしまうことがありました。

ですが、それをやっても、結局生徒の力にならない。身につかない。

なので、つまづいているところがわかったら、

「勇気を持ってさかのぼって復習する」

という姿勢が大事だと思っています。

一からやり直す「覚悟」を

このように、「一からやり直す」覚悟をもってやらないと、結局「対処療法」になってしまいます。

いつまでたっても、その子に実力はついていきません。

本当に生徒の力を伸ばすには、

「つまづいている部分にさかのぼって復習する」

こうした姿勢が大事だと思っています。

時間がかかるかもしれませんが、長い目で見た時、それが結局一番の早道となる。そう思います。

☆YouTubeチャンネルもやっています
https://www.youtube.com/channel/UCcorE8DZR8FqA_EX2tlHo-A/featured?view_as=subscriber
ぜひご覧ください。

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