入試結果のグラフを見て思ったこと
2022/6/28
長野県教育委員会のHPに、令和4年度の入試結果が掲載されました。
※詳細はこちら
こちらの結果を見て、感じたことを述べようと思います。
理科のグラフに注目
まず、点数についてですが、以前に書いたブログの方で詳しく書いているので省略します。
今回注目したのは「グラフ」です。
毎年、各教科ごとの点数分布のグラフが載っていますが、今年は「理科」のグラフが特徴的でした。
こちらです。
例年ですと、「英語はフタコブラクダ型、それ以外の4教科は山型」
になります。
「山型」のグラフの場合、平均点付近の点数を取った生徒が多い、ということが言えます。
なので、こうした形ができる教科というのは、バランスよく差がつく教科、と言えると思います。
一方「フタコブラクダ型」のグラフの場合、「できる子とできない子で二極化される」ため、このような形になります。
そのため、こうした形ができる教科は、「得意な子」と「苦手な子」の中で大きく差がつきやすい教科、と言えると思います。
例えば「英語」は「フタコブラクダ型」のグラフになっていました。
なので「英語」は得意な子と苦手な子で点差がつきやすい教科、と言っていいかと思います。
で、今年のグラフを見てみると、国語、社会、数学の3教科については、いつも通りの「山型」になりました。
ですが、理科のグラフを見てみると、「フタコブラクダ型」のグラフになっていました。
なので、理科についても、英語のように「得意な子」と「苦手な子」で大きく差がついたのではないか。
これが今年の入試の特徴と言えるのではないかと思います。
塾生の結果から言えること
うちの塾の生徒も、理科は全体的にボロボロでした。
ただ、その中でも50点以上を取れた子が何人かいました。
その子たちは、正直「理科が得意」という生徒ではありませんでした。
共通しているのが「ミラクルロードを解いていた」ということです。
「ミラクルロード」という教材の特徴は、「基礎・基本を短期間で徹底的に復習する」というところにあります。
今回の入試のように、難しい問題が出題されたとしても、
「基礎・基本を徹底して固めておく」
ようにしておけば、ある程度の点数を取ることができる。
むしろ今回のような難しい問題が出題されたときほど、「基礎・基本の重要性」が問われる。
そのようなことを思いました。
苦手にしている教科ほど、「難しい問題」を解いて「一発逆転」を狙っている生徒が多いです。
ですが、それは結果にはつながらない。
むしろ、苦手な教科ほど「基礎・基本」を徹底的に練習しておく。
それが本番での結果につながる、ということを、今回の入試結果が教えてくれているように思いました。
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ぜひご覧ください。