「宿題」の意味
2022/7/28
「宿題の量を増やしてください」
と、保護者の方から頼まれることがあります。
ただ、やみくもに宿題を増やしたところで、実力がつくわけではありません。
馬を水辺に連れて行くことはできても…
ただ宿題を増やしても、「テキトー」に終わらせてくることがほとんどです。
生徒の立場からすれば
「言われたことやったんだから、文句ないでしょ?」
という感じです。
このような姿勢では、どれだけ宿題を増やしても、実力がつくことはありません。
「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」
という言葉があります。イギリスのことわざのようです。
馬に水を飲ませようと水辺に連れて行っても、馬が水を飲むかどうかは馬次第。
そのことから、
どれだけ周りが環境を整えても、本人がその気にならなければ、実行することはない。
という意味で使われています。
「やる気」の大切さについて、端的に表したことわざだと思います。
どれだけ「意識」を持ってできるか
結局、宿題の量はあまり成績の伸びには関係ありません。
大事なのは
「なぜその宿題をやるのか?」
という意味を考えて行動することができるかどうか、です。
「言われたからやる」
という姿勢のままでは、いつまでたっても成長することはありません。
「宿題をやることで、どのように自分の実力を伸ばしていくか」
そこをきちんと認識した上でやる。
そういう生徒が成長していきます。
ただ、そうした生徒は「ほとんどいない」というのが現実ではありますが…。
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