アメリカの強さの源泉
2022/9/26
非常に興味深いYou Tubeを見ました。
ディスカバリーチャンネルで放送されている
「正体隠して1億円稼げ!無一文からの90日間ビジネスサバイバル」
です。
アメリカの大富豪が、自分の正体を隠し、縁もゆかりもない場所で、0からビッグビジネスを立ち上げる、というストーリーです。
所持金は100ドル、スマホとオンボロのトラックのみが与えられています。
そこから90日間で「100万ドル規模の事業を立ち上げる」のがミッションです。
詳細については、ぜひ一度見ていただきたいのですが、とにかく主人公の「グレン」がすごい!
「ビジネス」という意味でも非常に勉強になりましたが、「生きる」とは、「働く」とはどういうことなのか、を考えさせられました。
行動力がすごい!
主人公のグレンですが、あらゆる意味で「すごい」です。
「大金を稼ぐ人というのは、このようして働くんだな」
というのを、まざまざと見せつけられたような気がしました。
まず「行動力」がすごい。
所持金の100ドルのお金を、いかにして増やしていくか。
少し「バイト」もするのですが、「まさか」という方法で、お金を生み出していきます。
「日本で同じことができるかな…?」
という部分はありますが、「安く買って、高く売る」という商売の基本を徹底して行っているのは勉強になりました。
そのようにお金を稼いで自分の生活費や事業の元手を作っていく一方で、「新規事業」についての構想も作っていく。
普通であればある程度の人やお金、時間をかけるところを、グレン一人でドンドンと進めていく。
あの「行動力」には圧倒されました。
ちなみに、撮影当時のグレンの年齢は55歳です。
「年齢は言い訳にならないな」ということも思いました。
チームマネジメントがすごい!
次にすごいのが「チームマネジメント」です。
「事業の成功には、自分の周りを、いかに優秀な人材で固めるかが重要」
という考えのグレンは、自分に足りないものを補ってくれる人を募集します。
そしてチームを作り、それぞれに役割を与えて、それぞれが同時進行で事業を進めていきます。
その中で、様々な人間トラブルが発生します。
・仕事の遅れ
・考え方の相違
・期待外れの行動
そうしたあらゆるトラブルが発生しても、粘り強く接し、1つの目標に向けてベクトルをあわせて進めていく。
グレン自身もハードな仕事を抱えているのですが、その一方で、チームの人々の仕事ぶりもしっかりチェックする。
その人間的な「懐の深さ」にすっかり魅了されてしまいました。
「胆力」がすごい!
そして、一番「すごい」と思うのが「胆力」です。
90日という短い期間で事業を進めていかなければならないため、次から次へと難題が出てきます。
時には「この先、どうするんだ?」というトラブルも一度や二度ではありませんでした。
ですが、そうした困難にあっても、そこから何とか打開策を見つけ出して、危機的状況を切り抜けていくのです。
その「臨機応変さ」「柔軟さ」に圧倒されました。
「自分だったら逃げ出すな…」
と思って見ていました。
アメリカの強さ
主人公のグレンのすごさも感じましたが、と同時に「アメリカのすごさ」も感じました。
名も知らない一人の男の挑戦を、その志に共感してサポートする人々。
そうした「挑戦する人に手を差し伸べる文化」というものが、「アメリカの強さの源泉」ではないかと思いました。
アメリカでは、ベンチャービジネスにおいては
「いかにたくさんの事業を倒産させたことがあるか」
がステータスになる、という話を聞いたことがあります。
たくさん失敗したことがある人は、「それだけ多くのチャレンジをしてきた人」として評価されるそうです。
翻って日本はどうでしょうか?
一度の失敗も許されない。
ちょっとでも失敗した人に対して、「負け犬」の烙印を押す。
そうした部分が強すぎてしまうような気がしています。
アメリカから学ぶことは、まだまだ多くあるように思いました。
少なくとも、もっと「失敗」に対して寛容になっていく必要があると思います。
そうした「社会的風土」が形成された時、日本の活力は生まれてくるのではないか。そう思います。
励みになる動画
非常に勉強になる動画でした。
厳しい状況の中でも最後まであきらめず、何とかしようと努力するグレンの姿に感動しました。
と同時に、いかに今の自分の仕事ぶりが甘いのかを痛感させられました。
仕事に行き詰まった時や落ち込んだ時、またこちらの動画を見て励ましてもらおうと思います。
☆YouTubeチャンネルもやっています
https://www.youtube.com/channel/UCcorE8DZR8FqA_EX2tlHo-A/featured?view_as=subscriber
ぜひご覧ください。