あと8週間
2023/1/11
5回目の総合テスト、終わる
安曇野市の中学では、昨日、今日で5回目の総合テストがありました。
毎月のようにあった総合テストも、2月の残り1回となりました。刻一刻と入試が迫ってきています。
昨日、一足早く総合テストが終わった生徒が、塾の授業に来て、勉強していきました。
その際に
「せっかくテストが終わったのに、開放感がまるでない…」
とぼやいていました。
これからも
「私立の試験」
「模試」
とまだまだ、気が抜けない日々が続きます。
開放感に浸れないのは、致し方ないところです。
残り8週
そんな受験生を見て、
「あと8週間我慢しよう!」
という話をしました。
それを聞いた受験生のみんなは、一瞬、キョトンとした様子でした。
なので続けて、
「後期選抜までの残り日数をみてごらん。残り『56日』だよ。」
「ということは、あと『8週』同じことを繰り返せば、8週間後の今頃には、試験から開放されているよ!」
このような話をしました。
そうすると、
「なるほど~」
という反応。
で、その後に
「でも、そう考えると、後期選抜まで、残りわずかしかないんですね」
と、それはそれで不安…、というリアクション。
「そうだよ。思ったよりも残り時間はないよ。後期選抜まで、あっという間に終わるから、時間を無駄にしないように、あともう少しがんばれ!」
そのように話を締めました。
「漠然とした不安」には、具体的な「事実」
これから受験生は、精神的に不安定な時期に入っていきます。
テストや模試の結果に一喜一憂。
ジェットコースターのように、感情の浮き沈みがグワングワンきます。
こうした状況の時に、「こうすれば生徒は落ち着く」といった万能薬のようなものはありません。
基本的には
「生徒に我慢して耐えてもらう」
しかありません。
こうした「プレッシャーとの付き合い方を学ぶ」という意味も含めて、「受験勉強」なのだと思います。
ただ、そのような生徒の様子を見て、周りの大人まで慌ててしまうのは問題です。
ご家族であれば仕方がない面もありますが、できれば「ど~ん」と構えていただけると、生徒も安心します。
声のかけ方も難しいですが、勉強面に関するアドバイスは、避けた方がいいかな、と思います。
「何をすべきか」を一番わかっているのは、受験生自身です。
ここまできたら、子どもを信じて見守る。
そのように対応していただけるといいかな、と思います。
一方、我々のような受験のプロは、ここからが腕の見せどころです。
と言っても、そんなに特別なことはやりません。
ただ「がんばれ」というような、抽象的なアドバイスではなく、
「英語の〇〇をやる」
「数学の〇〇をやる」
というような、「具体的な行動」をアドバイスします。
この時期の受験生は、藁にもすがる思いでいるので、アドバイスを素直に聞いて実行してくれるケースが多いです。
なので、受験生はここからが一番伸びる時です。
思うような結果が出なくても、自分を信じて、残り「8週」、コツコツと勉強を続けてほしいと思います。
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