地道に「基礎固め」
2023/1/12
年度も終わりに近づき、問い合わせが徐々に増えてきました。
あわせて体験授業をする機会が増えているのですが、このところの体験授業では、共通している点があります。
それは
「前にやったことが、きちんと身についていない生徒が多い」
ということです。
「今の内容」というよりも
今の時期に問い合わせをする生徒の多くは
「最近、点数が取れなくなってきた」
という悩みです。
ですが、実際に体験授業をしてみると、
「それよりも、もっと前の段階でつまづいている」
ということがほとんどです。
「最近、英語がわからなくなってきて…」
という生徒に、be動詞や一般動詞の違いを聞いてみると、かなりの確率で理解できていない。
「数学の点数が…」
という生徒の計算力をチェックしてみると、正負の計算からすでにあやしい。
さらに確認していくと「小学校の算数」の段階でつまづいてしまっている。
最近の体験授業では、こうした生徒が多いように感じています。
結果が出にくい
いま学校で
「一般動詞の過去形を習っている」
からといって、どれだけ過去形を教えても、そもそも「一般動詞」がわかっていないのだから、過去形がわからない。
「おうぎ形の計算」
といっても、文字式の計算がきちんとできなければ、どれだけ公式を覚えても、答えにたどり着かない。
というよりも、文字式の計算がまともに出来ない場合、そもそも公式を覚えることが出来ない。
このような場合は、「つまづいている」ところから、地道に復習していくしかありません。
うちの塾に入った生徒の場合、成績が上がり始めるのは、だいたい「6ヶ月後」くらいからです。
特に勉強が苦手な生徒の場合は、なかなか結果が出ません。
このような生徒は、そもそも「勉強をする習慣がない」です。
まずは授業でやったことを、家でも練習する。
そうした習慣をつけるところから始めていきます。
地道にやるしかない
勉強内容も、上記で述べてきたように「つまづいている所」からさかのぼって復習していきます。
そうすると、「定期テスト」では出題されないところを勉強することになるので、すぐには結果が出ません。
なので、
「塾に通ったら、なんとかなる」
と、漠然と考えているご家庭の方にとっては、物足りなく感じられるのかもしれません。
「あまり効果がないから」ということで、すぐに辞めてしまう生徒も、一定数います。
ですが、「付け焼き刃」的に勉強をしたところで、長い目で見れば、必ず「ボロ」が出ます。
すぐに結果は出なくとも、まずは地道な「基礎固め」。
これが、最終的には生徒のためになる。
そう考えて指導しています。
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