「松本三校」の必勝法を考える
2023/7/13
安曇野市の中学生に人気の高い高校は、
松本深志
松本県ヶ丘
松本蟻ヶ崎
の、いわゆる「松本三校」です。
また、昨日の記事でも触れましたが、
「安曇野市から『国公立大学』への進学を考える」
場合、この3つの高校に進学する、ということがとても重要になってきます。
そこで、
「松本三校へ進学するには、どのようにすればいいか」
という「必勝法」を考えてみようと思います。
どの時点で決まるか
その前に
「どの時点で、ある程度決まるか」
という話になりますが、個人的な意見としては
「小学4年生(10歳)」
の時点で、だいたい決まるかな、と思っています。
塾には小学生のお子様もいます。
入塾した後に何回か指導をしてみると、だいたい
「この生徒であれば、このままいけば蟻ヶ崎以上はいけそうだな」
「この生徒だと、今のままではちょっと蟻ヶ崎は厳しそうだな」
という、大まかな目安みたいなものはつかめます。
そして、「その目安」は中学進学後も、ほとんど変化がありません。
なので、まず
「小学4年生までに、どのくらいの学力を身につけさせておくか」
が重要になってきます。
「単元テスト」と「CRTテスト」
小学生の段階で目安になるのが
「単元テスト」
「CRTテスト」
の2つです。
「単元テスト」
「単元テスト」というのは、小学校で単元が終わるごとに実施される、カラーのテストになります。
こちらの「単元テスト」で、
「国語と算数が90点以上」
をコンスタントに取れていれば、問題ないかな、と思います。
それにプラスして
「漢字テストで90点以上」
取れていればいいかな、と思います。
「CRTテスト」
「CRTテスト」は、各学年で年1回行われる、学力の習熟度をチェックするテストになります。
「赤紫色」の成績表をもらったことがあると思うのですが、そちらになります。
こちらの「CRTテスト」で、
「国語と算数が『よくできました』(最高評価)」
になっていれば、問題ないと思います。
①単元テストの国語と算数が90点以上
②漢字テストで90点以上
③CRTテストの国語と算数で最高評価
6年生まで、この状態を維持できれば、「蟻ヶ崎以上」の進学が見えてくるかな、と思います。
中学1・2年の目安
次に
「中学1・2年で、どのくらいの成績があればいいか」
ですが、
①定期テスト400点以上(平均点+100点以上)
②英語のテスト80点以上
が目安になります。
蟻ヶ崎以上を狙うには、1・2年の時点で、「定期テスト400点以上」は取っておきたいです。
コンスタントに400点以上取れていないと、蟻ヶ崎以上の高校進学は難しいかな、と思います。
また5教科の中で「英語」は、絶対に得意教科にする必要があります。
英語で足を引っ張るようだと、蟻ヶ崎以上の進学はかなり厳しいです。
具体的には「定期テスト80点以上」。これは譲れないです。
中学3年の目安
中3の成績は、テストの難易度によってかなり揺れ動きます。
なので、絶対的な目安を示すのは難しいのですが、卒業生の数字を見ると、だいたいこのあたりがひとつ目安になるかな、と思います。
①5科合計で平均点+100点以上
②英国社の文系3科で240点以上
③内申点30以上
まず、総合テストでは「5科合計で平均点+100点以上」は取り続けたいところです。これが一番の目安になります。
次に「英国社の文系3科で240点以上」ですが、3年になると、数学・理科の理系科目では点数が取れなくなります。
そのため、
「いかに文系3科で点数を安定させられるか」
が重要になってきます。
文系3科の平均点が80点以上、つまり英国社で240点以上取れていれば、本番でも大崩れせず、点数を取れる可能性が高まります。
内申点に関しては、高ければ高いほどいいですが、「30以上」はないと蟻ヶ崎以上は厳しいかな、と思います。
あるといい習慣
以上が、「松本三校」に進学する上での、クリアしたい目安になります。
それにプラスして、「あるといい習慣」が「読書」です。
読解力のある生徒は、やはり強いです。
多少の不利や不調も、読解力がある生徒であれば、土壇場でひっくり返す事ができるだけの威力を秘めています。
なので、
「いかに小さいうちに読書を好きにさせるか」
ここが一番重要だと思います。
塾屋がこんなことを言うのは変かもしれませんが、
「下手に小さいうちから塾に通わせるくらいなら、図書館に連れて行って、本好きにさせる」
方が、よほど学習効果は高いのではないか。そう思っています。
そのくらい「読解力」というのは重要です。
あとは「スマホを持たせない」こと。
これも重要です。
小学生のうちから準備を!
高校進学を考えるのは、中学に入ってからが一般的だと思います。
ですが、こと「松本三校」への進学を考えた場合、中学に入ってからなんとかしようと思っても、
「時すでに遅し」
ということの方が多いです。
周りがまだのんびりしている「小学生の時点」で、いかに国語と算数の学力を高めておくことができるか。
これが「松本三校」への進学を決める、いちばん重要なポイントだと思います。
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