「一歩一歩の努力」
2023/7/19
稲盛和夫一日一言
毎日読んでいる「稲盛和夫一日一言」。
7月19日のタイトルは
「一歩一歩の努力」
でした。
若い人は、「偉大なことを実現したい」という、夢と希望を持つものです。
ただし、それが一歩一歩の地味な努力から生まれるということだけは、知っていてほしいと思います。
生徒たちに「聞かせたい言葉」だと思いました。
高い目標を持つのはいいが…
この時期になると、運動系を中心に、部活が終わりになります。
また、学校で三者面談が行われる時期でもあります。
そのため、「志望校」を意識する機会が自然と増えます。
うちの塾の受験生も、「志望校」を明確にする生徒が増えてきました。
今年の受験生は、意欲的な生徒が多く、全体的に「高め」の目標を設定しているように思います。
「高い目標」を設定することは、いいことだと思います。
ですが、厳しい見方をすると、それだけで満足してしまっている生徒が多いような気がします。
「高い目標」を達成するには、一足飛びには行きません。
稲盛氏が言うように、
「一歩一歩の地味な努力の積み重ね」
これが必要です。
野球界のスーパースター、イチローも言っています。
「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」
「派手な言動」よりも
とかく生徒たちは、「大振りして大ホームラン」を狙うような勉強をしがちです。
「難しい過去問を解く」
「記述問題ばかりやる」
「長文問題ばかりやる」
ですが、基礎がしっかりと固まっていないほとんどの受験生が、今の時期からそのような勉強をしても、はっきり言って「無意味」です。
それよりも、今まで解いてきた「ワーク」の基本問題をコツコツと積み重ねてみる。
おそらく予想以上に自分自身が「解けない」ということに気づくと思います。
そうした
「解けない自分」
「実力のない自分」
と、いかに正面から向き合い、そして地道に1つ1つ克服していくか。
そうした「地味な努力」を、生徒たちには積み重ねていってほしいと思います。
来週からは夏休みが始まります。
ダラダラと過ごすのか、毎日充実した日々を過ごすのか。
この1ヶ月の過ごし方で、この先の受験生生活が大きく変わると思います。
生徒たちにはその点を意識して、
「一歩一歩の地味な努力」
を積み重ねていってほしいと思います。
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