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小さな約束を守る

2023/11/28

「指導しやすい生徒」とは

多くの生徒を指導していると、

「指導しやすい生徒」
「指導しにくい生徒」

というものが、正直出てきます。

「指導しやすい生徒」の特徴は色々ありますが、その中の1つに

「小さな約束を守る」

というものがあります。

「小さな約束」

塾における「小さな約束」というのは、

「遅刻せずに来る」
「授業時間の変更がない」
「宿題をきちんとやってくる」
「忘れ物がない」
「成績表やテストの提出を忘れない」

といったところです。

本当に「ちょっとした」ことなのですが、こうした「小さな約束」をきちんと守れる生徒は、指導がしやすいです。

また、学力的にも「安定」している印象です。

この場合の「安定している」というのは、

「高得点が取れる」

という意味ではなく、

「持てる力をフルに発揮できている」

という感じです。

こうした生徒は「前期選抜」で合格しやすい傾向にあります。

また、後期選抜で受験しても、比較的余裕を持って合格できる生徒が多い印象です。

「小さな約束」をきちんと守れる生徒の指導は、余計なことを考える必要がありません。

なので、教科内容に集中して、指導をすることができます。

一方、「小さな約束」が守れない生徒は、勉強面以外にも気を配らなければならなくなります。

そのため、指導の「質」が下がってしまいます。

「小さな約束」を守れない人間は…

以前読んだ本に、このような言葉がありました。

「小さな約束を守れない人間は、大きな約束も守ることができない」

「ちょっと時間に遅れる」
「約束の期日までに借りたものを返さない」
「約束の日をすっぽかしてしまう」

家族など、特に親しい人との付き合いの中では、こうしたことをしがちです。

ですが、こうした「小さな約束」を守れないと、「大きな約束」についても、心のどこかで軽く見てしまう。

そのようなことが言えるのではないでしょうか。

そしてこの本には、続けてこう書いてありました。

「『大きな約束』を守る人は、『小さな約束』についても、絶対におろそかにしない」

何事も、

「小さなことの積み重ねが大事」

ということなのだと思います。

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