一寸の光陰軽んずべからず
2023/12/8
久しぶりに目にした言葉
本を読んでいたら、久しぶりにこちらの言葉を目にしました。
「少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず」
若いと思っていても、時間はあっという間に過ぎてしまう。
若いと思って油断していると学問は身につかない。
なので、わずかな時間も無駄にしてはならない。
そのことを意味している言葉です。
若い頃は「まあ、そんなものかな」と思っていました。
ですが、40も越えて、この年になってくると、この言葉の意味がひしひしと感じられます。
学生時代の後悔
私は学生時代、それなりに勉強はしたかな、と思っています。
ですが、1つ後悔があるとすれば、
「高校時代に、もう少し数学をしっかり勉強しておけばよかった」
ということです。
もう少し数学をやっておけば、その後の人生、変わっていたのではないか。
そんなことを、時々思います。
そんな「後悔の念」があるのと、
「高校生の数学も、ちょっとでも見てあげられるようになりたいな」
という思いから、今になって高校数学を勉強し直しています。
意外に解ける
高校の時は、特に数学はあまり真面目に勉強していませんでした。
なので、
「一からやり直しだな…」
と思って勉強を始めました。
ですが、解き始めてみると、意外に覚えている。
「ああ、そういえばこんなようなこと習ったな~」
「そうそう。こんな計算やった!」
と、「思っていたよりも覚えている」という感覚が嬉しくて、学生時代よりも熱心に勉強している日々です。
「何歳からでも、やろうと思えば学ぶことはできるんだな」
そんなことを思っています。
できるうちに、やっておく
ただ、それでも
「ああ、もっと若いうちにしっかりとやっておけばよかった」
という思いが消える訳ではありません。
なので、生徒たちには
「今のうちに、できるだけやるべきことをやっておいてほしい」
そう思って、アドバイスしています。
「なかなか思いが伝わらない」
というのが正直なところです。
人間というのは、
「失って初めて気づく」
生き物なんだろうな、ということも思います。
ですが、少しでも多くの生徒に「一寸の光陰」を軽んずることのない生き方をしてほしい。
そう思って、指導しています。
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