「書く練習」が足りない
2024/1/15
漢字も計算も英語も
小学生の生徒を指導していて感じるのは
「書けない生徒が多い」
ということです。
これは、どの教科でも共通して感じることです。
うちの塾では、「ノート」を使って練習させます。
反復練習が特に必要な「漢字」「計算」「英語」に関しては、ノート使用が必須です。
なので、ノートを使って練習しようとするのですが、こちらのイメージと比べると、「進むのが遅い」と感じる生徒が、年々増えている印象です。
「プリントに書き込む」勉強が中心になっているので、
「ノートに繰り返し書く」
ということに慣れていないのだと思います。
ですが、「プリントに書き込む」だけでは、力は身につきません。
繰り返し「書く」という動作をすることによって、覚えられるのだと思います。
体で覚える
漢字や計算、英語といった基礎学力は「運動」と同じです。
「頭で考えて解く」というよりも、
「体で覚える」。
私なども、生徒に漢字を聞かれて、パッと頭に浮かばない時は、その漢字を指で空に書きながら、
「こういう形だったよな…」
と思い出すことがあります。
小さい頃に、何度も繰り返し書いて練習したことが、体で覚えているのだと思います。
そのくらい繰り返し練習することで、初めて「身についた」と言えるのではないか。そう思っています。
基礎をすっ飛ばしても
生徒たちは、とにかく「地味な基礎練習」を嫌います。
反復して書いていくことで覚える。
そうした練習をしたがりません。
ですが、こうした基礎的な練習がしっかりできないと、応用問題も解けるようになりません。
スポーツも同じです。
派手なプレーばかりをやろうとしても、それはうまくいきません
派手なプレーの裏側には、地味な反復基礎練習が潜んでいるものです。
そうした「裏付け」のない派手なプレーは、仮にうまくいくことがあったとしても、持続性に欠けます。
結果、評価を落としていくことになります。
ご家庭で「反復練習」を
今の小学生は、やるべきことが多すぎます。
そのため、次から次へと新しいことを覚えていかなければならず、なかなか「反復練習」をする時間がない。
そうした現実があります。
ですが、だからといって、「反復練習」をおろそかにしていいわけではありません。
小学校では、「新しいことを教える」ことで手一杯、という印象を受けます。
なので、ご家庭で意識して「反復練習」を子供たちにやらせる。
そうした意識が必要だと思います。
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