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「理科23点」からの県ヶ丘合格

2024/2/14

「逆転合格」した生徒

いま頑張っている受験生、特に「合格するかどうか」不安に思っている受験生に応援の意味も込めて、

「かつて当塾で起きた、『逆転合格』した生徒の話」

をしようと思います。

「逆転合格」した生徒は、過去に何人かいます。

が、一番印象に残っているのは

「理科23点から、県ヶ丘に合格した」

生徒です。

2月のテストで「理科23点」

「理科23点」

これが、1•2年の頃の話だったら、そういう人はたくさんいるかもしれません。

ですが、この生徒の場合、「中3の2月」、つまり後期選抜直前の、中学最後のテストでこの点数を取りました。

元々理科が苦手な生徒ではありました。

また、そのテストが難しかったこともありました(平均点30点前半)。

なので、難しいテストではありました。

それでも「23点」は低すぎる。そもそも平均点にいっていない。

理科以外の教科も振るわず、本番直前に、最悪の結果となりました。

周りは「下げろ」と言うけれど

学校の先生も、保護者も「蟻ヶ崎に下げた方がいい」とアドバイスしました。当然の判断です。

ですが、本人は考えを曲げない。

「どうしても県ヶ丘を受ける」
「もし仮に本番でいい点数だったら、下げて合格しても、必ず後悔する」
「落ちたら、私立に進学する」

とのことでした。

私としても、

「下げた方がいいんじゃないかな…」

という思いはありました。

ただ一方で、

「ここで自分まで『下げろ』というと、応援する人が、いなくなっちゃうな」

とも思いました。

また、それまでのテストや模試の結果を見ていて、

「行けなくもないかな」

という直感もありました。

なので、あえて自分の意見は言わず、

「本人の意志に任せる」

という姿勢を取ることにしました。

さて、理科をどうするか

そうはいっても、「理科」をなんとかしなくては、ほぼ間違いなく落ちます。

残り時間は3週間。限られています。

「ここから細かい指示をこちゃこちゃ言っても、多分理解できないな」

と思いました。

なので、とにかくシンプルに、

「これを本番までにひたすらやれ」

という風に教材を絞り、それを徹底してやらせました。

本人も「後がない」状況に追い込まれていたので、試験本番まで、必死に取り組んでいました。

合格。そして理科は…?

そして合格発表当日。

無事に「合格しました!」との報告。

「落ちていたら、なんでアドバイスしようかな…」

と、ずっと考えていたので、嬉しさよりも、ホッとする方が先に来ました。

本人の「最後まであきらめない」という強い意志が、合格をたぐり寄せたのだと思っています。

さて、問題の理科ですが、本番では「64点?」でした(正確な数字は忘れました…)。

この年の理科は平均点が低かったので、「これだけ取れれば十分」という点数でした。

「勝負は下駄を履くまでわからない」

ということを、身をもって感じた出来事でした。

勝因

勝因は色々ありますが、

「最後まであきらめず、直前まで勉強を続けた」

点にあるのかな。

そう思います。

特に2月のテスト結果が出てから本番まで、精神的にかなり追い込まれたことと思います。

泣きながら塾に来ていたこともありました。

それでも試験前日のその時まで、あきらめず勉強をすることを止めなかった。

その真摯な姿勢が、合格を引き寄せた。

そう思います。

なので、今、まさに頑張っている受験生も、「泣き言」を言っている場合ではありません。

1ミリでも成長できるように、試験本番のその時まで、努力を続けて欲しいと思います。

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