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「最後の一伸び」見せる生徒たち

2024/2/26

残り9日

後期選抜まで残り9日。長かった今年の入試も、いよいよ本番まで一桁台になりました。

特に年明けからあっという間にここまで来たように思います。

受験生のみんなもラストスパート。試験に向けて、最後の追い込みを頑張っています。

必死に頑張る生徒たちの姿を見るのは、いつ見ても気持ちがいいものです。

そして、「追い込まれた人間は強い」というか、ここへ来て、生徒たちが着実に力をつけているのが、目に見えて分かります。

「最後まであきらめずに、よく頑張っているな」

と思う気持ち半分と、

「もう少し早くから、このくらい頑張って勉強してほしかったな…」

という気持ち半分が、入り混じっています。

後期選抜の方が

個人的には「後期選抜」が好きなのですが、それは

「追い込まれた生徒たちが、一番伸びる」

のが、この「後期選抜」という形での入試だからです。

「前期選抜」「私立推薦」

での合格の場合、受験生、またそのご家族からみれば、早く合格することができるので、いいのかもしれません。

ですが、受験生はその先、「高校」でも勉強を継続しなければなりません。

前期や私立で早く決まった生徒は、どうしてもホッとして遊んでしまいます。

一方、後期選抜を受験する生徒は、ギリギリまで勉強を続け、伸び続けます。

この「一番伸びる時期」を放棄してしまう「前期」「私立推薦」というのは、ちょっともったいないのかな…、というのが、受験をしなくてすむ、一人の大人の意見です。

稲刈り前の農家の心境

入試に向けて、日々成長してる生徒たちを前にすると、

「稲刈りをする前の農家の心境」

とでも言いましょうか。

春先から地道に準備をしてきたことが、今正に花開こうとしている。

そうした、なんともいえない充実した気持ちになります。

「早く受験が終わって開放されたいな」

と思う気持ちがある一方、

「もう少し、生徒が成長していく姿を見ていたいな」

という気持ちも、心のどこかにあります。

いずれにしても、本番まで残りあと少し。体調だけには気をつけて、最後までやり切って、試験に挑んで欲しい。

そう思っています。

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