「守りの3科」の対処法(後編)
2020/12/1
前回の記事の続きです。
前回の記事内容は、
主に「上位校(深志、県ヶ丘、蟻ヶ崎)」
を目指す生徒さん向けでした。
今日はそれ以外の高校を目指す生徒さん向けに
「守りの3科(国語・数学・英語)」について
話そうと思います。
まず、3科共通の対応としては
「基本的なところを確実に取れるようにする」
ということが大事です。
国語であれば「漢字」、
数学であれば「計算(問1の問題)」、
英語であれば「文法」「単語」
となります。
上位3校以外を考えている生徒さんの場合、
「基礎」がきちんと身についていない
子がほとんどです。
なので、基礎問題を確実に取れるように
するだけで、差をつけることが出来ます。
基礎問題の習得には「反復練習」しかありません。
これが徹底できていないため、
基礎があいまいになっている子が多いです。
ですが、逆に言えば、残りの期間で
基礎部分を徹底的に練習することで
まだまだこの3科を伸ばすことができる、
と考えることもできます。
とにかく徹底して基礎問題を練習して下さい。
次に「科目ごとのメリハリをつける」
ということです。
国語、数学、英語は、「積み重ね」の
教科と言えます。
どれか苦手にしている教科がある場合、
今から入試までの期間では点数を
伸ばすことはかなり厳しい状況です。
そのため、この3教科に対しては
「最低限」の基礎だけ練習するようにして下さい。
そして、そこでできた時間は
「社会」「理科」といった
短期間で伸ばしやすい教科に集中する、
という時間配分を意識して下さい。
後期選抜は「5科」の総合点で争われます。
英語の+10点も社会の+10点も
「+10点」という意味では同じです。
では、どちらの教科の方が点数を上げやすいか。
そのあたりまで考えて勉強する「戦略」が
この時期には大事になってくると思います。
まとめると、英・数・国に関しては
・まず「基礎部分」を徹底して練習する
・苦手な教科に関しては最低限に留める。
・その分、「理科・社会」に時間を割く
このような方針で進めていただくといいかと
思います。
とにかく、上位校以外の生徒さんに関しては
「徹底して覚える」ことを意識して、
残りの3ヶ月、勉強に励んでほしいと思います。
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