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「教科書まとめ勉強」は要注意!

2020/12/3

最近、中1を指導していて
立て続けに「これ」を目撃したので、
今日は記事にしようと思います。
勉強にも「コツ」があります。
「正しい勉強法」で勉強すれば
成績は上がりやすいです。
逆に「間違った勉強法」で勉強すれば、
勉強しているにも関わらず、
結果が出ない…ということになります。
今日のタイトルにした、
「教科書まとめ勉強」は
あらゆる勉強法の中で
「一番やってはいけない勉強法」
だと考えています。
根拠1「このやり方で『成績が上がった』生徒を
見たことがない」
多くの生徒を指導してきましたが、
この「教科書まとめ勉強」で
成績を上げた生徒を見たことがありません。
逆に、このやり方で伸び悩んだ生徒は
山のように見てきました。
・カラフルなノートを作る
・イラストを書いて、凝ったノートを作る
・教科書に書いてある説明を必死に書き写す
そうした「ノート作業」にいそしんでいる
生徒を見つけては
「それだと伸びないから、止めた方がいいよ」
というアドバイスをおくり続けています。
素直に言うことを聞いた生徒は伸びていきました。
自分のやり方に固執した生徒は伸び悩みました。
根拠2「多くの指導者が『NG』だと言っている
同僚の塾の先生、東大生など、
勉強に精通している方が書いた
「勉強法」と書かれた本については
ある程度読むようにしています。
その中で「教科書まとめ勉強」を
推奨している方に出会ったことがありません。
逆に「このやり方はダメ」という形で
紹介されているケースがほとんどです。
根拠3「実体験
そして、自分自身の「経験」からも
「教科書まとめ勉強」はダメだと言えます。
当時中学1年生だった私は、
最初の中間テストを迎えるにあたり、
人生で初めての「テスト勉強」をすることになりました。
どのように勉強すればいいかがわからない。
「とりあえず、教科書に書いてあることを
覚えれば間違いないだろう」
そう思い、社会の地理の教科書をいそいそと
ノートに「書き写し」始めました。
「黒の太字は重要フレーズだよな」
ということで、黒の太字は赤字で書いて。
ノートに3行くらい書き写した頃でしょうか。
「これだと、テスト範囲が終わるまで、
相当時間がかかるな…」
と思い始めた矢先に、
「お前、何バカなことやってんの?」
という兄の一言。
テスト勉強に悪戦苦闘する私の様子、
更にはノートにびっちりと書かれた文字を見て、
「お前な~、そんな要領悪いことやっていたら、
いくら時間あっても足りないぞ!」
「社会の勉強なんて、問題何度も解きゃいいんだよ!」
「そんな効率悪いこと、今すぐやめろ!」
そう言い放ち、去っていきました。
「そうか、自分のやり方は要領悪いんだな。」
そう思い、教科書をまとめることは止めて、
ひたすら問題集の問題を解くようにしました。
それで結果が出ましたので、
それ以来、「教科書まとめ勉強」はやっていません。
「もしあの時、兄が指摘してくれなければ…」
そう思うと今でもゾッとします。
そういう意味では兄に感謝しています。
ただその後、親に
「あいつは要領の悪い勉強法でやっている」
という告げ口までしたのは余計でしたが。
自分がそのような経験をしたので、
同じようにやっている生徒、
特に中1のまだ勉強のやり方が分かっていない生徒には
必ずアドバイスをするようにしています。
とにかく「教科書まとめ勉強」は
百害あって一利なし、なので、
もしやってしまっているお子様がいたら、
今すぐに止めた方がいいと思います。
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