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令和3年度長野県公立高校入試感想(英語)

2021/3/11

2021年3月9日に行われました
「令和3年度長野県高校入試後期選抜」
の問題を解いてみての感想をまとめています。
※数学についてはこちら
今日は「英語」です。
まず全体を通しての感想は
「難易度は昨年並み」
「英作文が減った印象」
「問3が解きにくく、問4が解きやすい」
という感じでした。
大問別に見ていくと、
まず「問1リスニング」については
事前に告知されていた通り、
(1)については1回のみの放送、
(2)~(4)については2回放送と
形式が変わりました。
ただ、放送内容を見た感じでは
それ以外の部分ではそれほど大きな
変更はなかったかな、という感じです。
問2については
Ⅰが文法と簡単な英作文、
Ⅱが絵とレシートを見ての状況理解
の問題でした。
Ⅰの文法問題ですが、
筆記の最初の問題にしてはやや解きにくい
印象を受けました。
その中で、(2)(a)は
「have been to」を使った
典型的な問題でした。
これは生徒には
「狙われるから覚えとけよ~」
と日頃から言っていた表現なので、
素直に練習していた生徒は
問題なく解けたでしょう。
Ⅱについては、新しい形式の
問題だと思います。
絵やレシートと設問を照らし合わせながら
解答を導く問題でした。
「英検よりの問題だな」という印象です。
レシートの問題がやや細かいですが、
それほど難しくないと思います。
問3は「ツバメの数」に関する問題でした。
あとに続く問4よりもこちらの方が
解きにくかったので、ここでどれだけ
時間を消費せずにいけたのかで
差がつくように思います。
長文がまとめてドン、というのではなく、
「ツバメの数」というテーマに沿って
色々な場面での英文が出てくるので、
そこで混乱しないように読みすすめることが
大事です。
文の難易度自体はそれほど
難しくないと思うのですが、
昔の「土間のある」家のイメージを
持っている生徒とそうでない生徒では
解きやすさに差がつくように
思いました。
また、(6)の最後の英作文は
ちょっと解きにくかったです。
問4は「水」をテーマにした問題でした。
問3と比べるとかなり解きやすかったです。
「『水を無駄づかいしたらダメ』という
道徳的な話なんだろうな」ということが
なんとなくでも理解できれば、
本文の内容がわからなくても
ある程度解けてしまうように思います。
難易度ですが、
昨年とほぼ同じという感じです。
55点前後の平均点になるのでは
ないかと予想します。
英語は点数が「二極化」するのですが、
おそらく今年も「20~30点」の層と
「70~80点」の層の二極化と
なるように思います。
今後の対策としては
①「単語」「文法」を地道に覚える
②読解練習に力を入れる
③英検を受ける
が挙げられます。
問2で出題された文法については
学校の授業で教わる基本的な内容、
というよりも
「新研究」「整理と対策」といった
総まとめ問題集で身につける内容、
という気がしました。
ただ漫然と問題を解くのではなく、
「基本文」として挙げられている文は
全て覚えてしまうくらいの勢いで
練習する必要があると思います。
また、今年に関しては
英作文が少ない印象を受けました。
理由はわかりませんが、
「採点が大変」という現場の声が
反映されたのかな、なんてふと思いました。
いずれにしても「読解」については
今後も出題されるので、読解練習に
力を入れてほしいと思います。
また、問2のⅡのような問題は
英検を受けた生徒であれば
解き慣れている問題だと思います。
入試の対策にもなりますので、
「英検3級」までは取るように
した方がいいかな、と思いました。
ぜひご覧ください。

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