点数上がったというけれど…
2016/7/6
テストが返ってきています。
ある2年生のテストが全部返ってきたのですが、
前回よりも20点ほど上がっていました。
本人は喜んでいましたが、正直複雑な心境です。
まず、全体的に「易しい」内容でした。
平均点がわからないので、正確なところはわかりませんが、
内容を見る限りでは簡単だったと思います。
次に「できて欲しい」ところが、間違っていました。
数学の計算問題。
練習し、本人も「大丈夫」と言っていましたが
ポロポロと間違っていました。
計算問題は「完璧」を目指さなければなりません。
そして、採点も甘めでした。
何を書いてあるのかわからないのに、○になっている
ことがありました。
他の子の解答用紙も確認したのですが、
「テスト前に確認したので、きちんとできて欲しい」
問題を間違えていたり、
「採点が甘かった」ために、点数が取れているように
見えるものがいくつかありました。
「点数が上がった」と言えば、宣伝にもなるし
聞こえがいいかもしれませんが、
目指すべきところはそこではありません。
「できないところを、繰り返し練習することで、
『できる』ようにする」
これがきちんとできていて、テストに反映されていなければ、
問題の難易度が上がった途端、太刀打ちできなくなります。
テストの点数だけに惑わされず
「本当に実力がついているのか?」を
きちんと吟味しなければならない、と気を引き締めています。