小学生英語②
2017/2/21
昨日の続きです。
小学生の英語指導の変更について、
「小さいうちに学ばせれば、身につきやすい」
ということで、今回の改正案が
決まったように思います。
「早くから英語を勉強させるべきか否か」については、
さんざん議論がなされてきたところであり、
「まだ早い」と言って否定していたら、
永遠に改革はなされない、ということで、
今回の改正案のような形になったと聞いています。
個人的には、英語に限らず、何事も早くから勉強した方が
定着する可能性は高いと思うので、
前倒してやるのは別にいいと思います。
ただ、果たして現場の学校の先生方が
その変化に対応しきれるのかどうか、という面では
かなり疑問が残ります。
今でさえ業務に追われて手一杯のところに、
更に新しいことをやる様に言われたら、
先生方はパンクしてしまうのではないか、
そこを危惧します。
また、子供たちについても同じです。
学ぶべきことが更に増えることで、
早い段階から落ちこぼれてしまう子が増えてしまうのではないか、
そうした子供たちに対するフォローはどうするのか?
そのあたりのことが現場(学校の先生)に丸投げになってしまうような
気がします。
そして、おそらくついていけない子が続出すると思うので、
それを補うために、英語塾に通うお子様が増えるのではないでしょうか。
塾業界としてはありがたい話なのかもしれませんが。
小学校の英語教育もそうですが、
今回の改正によって「学習格差」が広がらなければいいけど、
と心配しています。
おそらく広がってしまうと思いますが…。