平成29年度後期選抜試験の感想①-数学
2017/3/9
昨日行われました
平成29年度後期選抜試験の問題・解答が
HPで発表されています。
※詳しくは、こちら
まだ解いていない科目もあるので何とも言えませんが、
昨年と比べ解きやすかった問題が多いので、
おそらく全体としては昨年よりも簡単だったのでは
ないかという印象を受けています。
なので、5科全体の平均点は上がるような気がします。
とりあえず解き終わった科目について
随時感想を上げていこうと思います。
まずは「数学」です。
○難易度:易
特に問3の一次関数を使った問題は、
昨年と比べるとかなり解きやすかったです。
問4についても、(2)の問題については解きづらい部分はあるものの、
昨年と比べて解きやすかったと思います。
解きづらかった問題は、問2(3)の規則性の問題くらい
ではないでしょうか。
得意な生徒であれば、満点も十分狙える内容だと思います。
○傾向
極端な難問もなく、教科書に載っている内容を
きちんと理解していれば十分対応可能な問題でした。
また、他の教科についてもそうですが、
「なぜそうなるのかを説明させる」問題が増えています。
ただ「解き方」を知っているだけではなく、
「なぜ、そのような解き方ができるのか?」という部分まで
突き詰めて理解をし、説明できるようにしておく必要があります。
○対策
①教科書内容の理解
当たり前のことですが、解いていて一番思ったことなので、
触れておきます。
今年度の問題については、基礎的な部分が理解できていれば、
ある程度の点数は取れると思います。
特に数学が苦手な生徒さんは「基礎」内容の習得に努めてください。
まずは計算練習を積み重ねましょう。
②復習をしっかりする
解いていて「どこかで見たような問題だな」と思ったのですが、
「総合テスト」の内容にかなり似ている印象でした。
「総合テスト」の復習をきちんとやっていた生徒さんは、
良い結果になるのではないでしょうか。
テストは解きっぱなしにするのではなく、できなかった問題は
復習する習慣をつけましょう。
③過去問を解く
中2生は、既に学校から「3年間の総まとめ」的な問題集が
各教科ごとに配られていると思います。
その問題集には他県の過去問が収録されていますので、
それを繰り返し練習することが、過去問対策になります。
あれこれ買わずに、まずは学校の問題集を徹底的に
解くようにしましょう。
④対策必須の分野
・関数(特に一次関数)の理解をしておく
グラフを使った問題が出ますが、「そのグラフが何を意味しているのか?」
という点まできちんと理解しておく必要があります。
何となく「パターンにはめ込めば式ができる」という考え方だと、
なかなか解けないと思います。
・「等式の性質」について、確認しておく
昨年、今年と「移行」について問われています。
ただ「移行すると符号が変わる」ということだけでなく、
「なぜ、符号を変えていいのか?」というところまで
きちんと理解しておきましょう。
・「相似」「円周角」「三平方の定理」
図形の問題については、この3分野の理解が曖昧だと
解けません。
基本的な内容を確認したら、応用問題に触れて理解を
深めるようにしましょう
○最後に
昨年と比べると、解きやすい問題だったと思いますが、
個人的には、今年度くらいの難易度がちょうどよいのでは
ないかと思います。
あまり難しいと、数学嫌いの生徒が増えてしまうので…。
来年以降もこの位の難易度で推移してほしいな、と思います。