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平成29年度後期選抜試験の感想②-理科

2017/3/10

今日は「理科」についての感想です。
○難易度:易
今年は昨年と比べるとかなり解きやすかったです。
昨年はかなり難しくて平均点が大幅に下がったことから、
少し調整したのではないかと思われます。
問2の(5)が難しかったと思いますが、
それ以外は特に難しい問題はないと思います。
理科も数学同様、得意な生徒であれば
十分満点が狙える内容だと思います。
○傾向
目立った難問もなく、教科書や問題集に載っている
内容がきちんと理解できていれば対応可能な内容です。
ただ、理科も「記述式」の問題が増えています。
実験結果を踏まえて、簡潔に説明させる問題が出題されているので、
「なぜそのような結果になったのか?」
「なぜそうした結論が導けるのか?」
について、考えをまとめて書けるようにする
練習が必要です。
○対策
①基礎内容をきちんと覚える
 今年の問題に関しては、基礎内容を押さえておけば、
 各分野(1)~(3)位までは十分答えられたと思います。
 また、記述問題についても、難しいことを書くのではなく、
 基礎知識を前提に、結果を踏まえて内容をいかにまとめるか、
 という力が問われていると思います。
 そうした意味でも、まずは基礎内容をきちんと
 覚えるようにしましょう。
②計算問題の練習
 特に「物理」「化学」分野ですが、毎年計算問題が出題されます。
 公式をきちんと理解して覚えるともに、
 問題演習を繰り返すことで、知識の定着を図りましょう。
 「ただ知っている」だけでは計算問題は解けません。
 「問題が解ける知識」にまで高めておきましょう。
③復習をきちんとする
 今年の問題は、「定期テストの延長線上」にあるような
 内容でした。
 1年の時からきちんと定期テストに向けた準備を積み重ねてきていた
 生徒さんにはかなりやりやすかった問題だったと思います。
 1回1回の定期テストに向けてしっかり準備をし、
 できなかった問題については復習をしておく。
 その積み重ねが最後に活きると思います。
④全分野をバランスよく確認しておく
 理科は、全分野からバランスよく出題されます。
 どこが出るかを予想するのは危険です。
 どの分野が出てもきちんと答えられるようにバランスよく
 準備をするようにしましょう。
 なお、理科が苦手な生徒さんは、まず「生物」から
 始めるのがよいと思います。
 生物はきちんと覚えておけば解ける問題が多く、
 対策がしやすいので。
○最後に
今年はかなり解きやすかったので、平均点は上がると思います。
一昨年並、あるいはそれ以上になるのではないでしょうか。
難易度に関わらず、大事になるのはやはり「基礎知識」です。
定期テストを1つの目標にして練習をすることで
基礎知識を積み重ねていってほしいと思います。
また、理科は「小数」の計算問題が結構出ます。
小数計算が苦手な人は、今のうちに練習をしておきましょう。

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