平成29年度後期選抜試験の感想⑥-総評
2017/3/16
最後に、今年度の総評をしたいと思います。
まず、難易度ですが、
「数学」「理科」は昨年よりも解きやすかった
のではないかと思います。
「国語」「英語」については昨年並み。
「社会」は昨年よりも難しかったと思います。
5教科全体でいえば、
理系科目が昨年よりも解きやすかった分、
平均点は上がると予想します。
問題構成は、5教科ともに
特に大きな変更はなかったと思います。
各教科、3年間で学んだことについて
バランスよく問われている内容だったと思います。
対策としては、
①基礎知識の習得
②記述問題の練習
③資料の読み取り練習
が挙げられると思います。
「①基礎知識の習得」については、
当たり前の話ですが、どの教科も基礎知識がないことには
入試問題は解けません。
英語であれば、「単語」「基礎構文」
数学であれば、「計算問題」
国語であれば、「漢字」「文法」
理科、社会であれば、「基礎用語」
まずは、これらをきちんと習得するようにしましょう。
そのためには「繰り返し練習する」しかありません。
春休み中にしっかり復習しておきましょう。
「②記述問題の練習」については、
各教科2割~3割程度、記述問題が出題されています。
特に上位校を目指す生徒であれば
きちんと記述問題を解けるどうかで
合否が変わってきます。
まずは「ワーク」や「定期テスト」で聞かれた内容について
きちんと答えられるように練習しましょう。
また、ある程度基礎知識がついてくると
「この問題では、何が問われているのか?」
が分かるようになってきます。
「何を書いていいか、全く分からない」
「解答を見ても、意味が分からない」
という場合は、基礎知識の不足が原因です。
そのような場合は、一度基礎知識の確認を
するようにしましょう。
「③資料の読み取り練習」については、
「その資料から、何が言えるか」
を意識することが必要です。
資料問題を解く時は、常に
「この資料から言えることは何か?」
を考えながら解くようにしましょう。
以上、色々と述べてきましたが、
まず最初にやるべきことは「基礎知識の習得」です。
各学校、「春休みの課題」が出ていますので、
それをきちんと終わらせるようにしてください。