練習不足
2018/4/2
春期講習期間中、
算数や数学を教える機会が
多かったです。
算数・数学を見ていて
いつも感じることは、
「反復練習が足りていない」
ということです。
特に小学生を見ていると、
その感想を強く持ちます。
例えば、円の面積の問題。
公式はだいたいみんな覚えています。
ですが、これを実際に計算させて
解かせてみると、
間違える子が続出します。
式はあっているのですが、
「小数の掛け算」という計算段階で
間違える子が多いです。
そこに「半円」「円の1/4(おうぎ型)」の
面積計算が加わると
もうグチャグチャです。
更に問題だと思うのが、
「ただ『○×』をつけて
終わってしまっている」
子が非常に多いということです。
勉強とは
「できないことをできるようにする」
ことだと、ある先生がおっしゃっていました。
間違えるのは問題ではありません。
重要なのは、答え合わせの段階で
「どこを間違えたのかを
自分で理解し、納得する」
ということができるかどうかです。
そうしたいわば「地道な訓練」が
全学年を通じて
足りていない印象を受けます。
そういう時、自分の脳裏には
いつもこの言葉がよぎります。
「本物のシューターは
練習によってのみ作られる。
あくなき反復練習だけが
シュート成功率をアップさせるのだ 。」
高頭監督(海南大付属バスケ部)
※出典:スラムダンクより
あくなき反復練習が、
子供達の基礎学力を高める。
それはいつの時代であっても
普遍的なものであると自分は思います。
自分達の頃と比べると、
今の小学校の指導内容は
かなり多い気がしています。
学校の先生は教えることで手一杯で
「定着」までは手が回らないと
思います。
お子様がきちんと「反復練習」
できているかどうか。
それは各家庭に任されているというのが
現状だと思います。
学校に任せっきりにせず、
ぜひご家庭でもお子様の
定着具合を確認するように
していただければと思います。