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これから求められる能力

2018/5/1

日・月と連休中、
たまっていた本を読みました。
その中の1冊、
「プレジデントファミリー」

「受験激変」ということで、
2020年に大きく変わる教育環境について、
「これからの社会で求められる能力」
について、色々と書かれていました。
また、今後「AI」が活用される社会になるなかで、
そうした社会で生き抜く力とは何かが
書かれていました。
キーワードは
ジェネラリストよりもスペシャリスト」。
色々なことを平均的にできるよりも、
1つのことに突出した能力がある子が、
これからの社会に適応していける、
とのことでした。
確かにその通りだろうな、と思う半面、
「かといって、あんまり1つのことだけ
好き勝手やらせるのも違うかな」
とも思いました。
子供の「好き」を伸ばすのは
大事だと思います。
ただ、あまりにもそれを尊重しすぎて、
「小さい時に身につけるべきこと」を
ないがしろにしてしまうのはどうなのかな、
とも思います。
ある程度の「基礎学力」というものは
必要なのではないか。
そうした、いわば「基礎」がしっかりしていることで、
初めて「突出した才能」は
活かされるのではないかな、
と思うのです。
西郷隆盛の言葉の中に、
「道に志す者は偉業を貴ばぬもの也」
というものがあります。
偉業とは、
何か派手なことをすることで
達成されるのではなく、
一歩一歩の積み重ねによって
創り上げられるものである。
逆説的なのかもしれませんが、
突出した才能を輝かせようとするには、
幅広い教養を身につけるための
日々の地道な訓練が
小さい頃には必要なのではないかな、
と思いました。
そういった意味では、
「受験激変」であろうがなかろうが、
「基礎学力を身につけさせる」ことの
重要性は変わらないと考えています。
色々考えるところがありましたが、
まずは目の前の「テスト」に向けて、
生徒には頑張ってもらおうと思います。
日頃の学習が
「偉業」につながることを
願いつつ。

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