夏を制するものは…
2018/6/13
「夏を制するものは受験を制す」
という言葉があります。
夏、すなわち夏休みにどれだけ頑張って
勉強したかによって、受験結果が決まる、
という意味だと思います。
夏休みは1ヶ月近くあります。
この期間に集中して勉強に取り組むことで
実力はつきます。
また、普段は学校の授業があるので
復習する時間をなかなか取れません。
しかし、夏休みの間は授業が進みませんから、
安心して復習に集中できます。
そして、夏休み前には多くの子の部活動が
終わるので、勉強に集中できる環境にある、
といったように様々な理由があるからだと思います。
ですが、私が一番しっくりくる理由は、
「夏休みの頑張りが、志望校選びに直結する」
という点です。
長野県の場合、夏休み明けから
総合テストが始まります。
この総合テストの結果を踏まえて
志望校を決めるのですが、
特に11月までに行われる
4回の総合テストの結果が
大事になってきます。
この4回のテストを元に12月に学校で面談が行われ、
そして志望校を決定するからです。
夏休みに頑張った成果が出始めるのは、
実は3ヶ月後くらいです。
11月の第4回総合テストのあたりです。
志望校は4回目までの総合テストを元に決めるので、
それより後にいくら点数が伸びたとしても、
志望校決定にはあまり影響しない、
という現状があります。
つまり、夏休みが終わった後に頑張っても、
4回目までの総合テストに間に合わず、
その結果いくら12月以降に伸びたとしても、
希望する高校を受験しないまま終わってしまう、
という可能性があるということです。
「夏休みに頑張っておかないと、
どれだけ年明けに伸びても志望校を
下げることになりかねない」
ということを知っておいてほしいと思います。
こうした現状を踏まえても、
「夏を制するものは受験を制す」ということが
言えるのではないかと思います。
期末テストが終われば、すぐ夏休みです。
夏休みを有意義なものにするためにも、
今のうちからしっかりと計画を立てておいて
ほしいと思います。