成長を感じた瞬間

子供達を指導していると、
「成長したな～」と思う
瞬間に出会います。
つい最近も何人かの生徒の
成長を感じました。
１人は勉強の苦手な男の子です。
来たばかりの時は基本的な計算も
間違えまくっていました。
「これは大変だな…」と思いながらの
スタートでしたが、
彼にはいいところが１つありました。
それは「宿題をきちんとやってくる」
というところ。
そこには「ご家庭のサポート」が
しっかりとしていたということ
もあります。
ご家族のサポートを受けながら、
宿題をきちん続けている結果、
基本的な計算力はかなり上がりました。
ミスが少なく、計算スピードが
上がりました。
そして、嬉しいことに
学校のテストの結果もよくなった
ということです。
正直学校の授業内容は全く
教えていないのですが、
基本的な力がついてきた結果、
生徒自身が学校の授業を
理解できるようになったからでは
ないかな、と思っています。
もう１人は、真面目な女の子です。
成績が伸び悩んでいたため
うちの塾に来るようになりました。
通い始めた頃は正直、
なぜそんなに結果が出ないのかが
わかりませんでした。
アドバイスしたことはちゃんとやる。
宿題もきちんとやる。
理解力もある。
勉強量も確保している。
特に「悪い」部分が
見当たらなかったのです。
ですが、何ヶ月か経ち、
その子のテスト勉強の様子を
見ていてピンと来ました。
以前、別の塾に通っていたのですが、
そこで教わっていた勉強の「やり方」が
効率の悪いやり方だったのです。
そこで、そのやり方を止めて、
「正しい」勉強のやり方をするように
繰り返し指導しました。
一度身についてしまった「やり方」を
改善するのは大変です。
また、次から次に「変な」勉強の
やり方が見つかったので、その度に
改善を促してきました。
なかなか結果は出ませんでした。
それでもその子は頑張りました。
そして、１学期期末テスト。
ついに結果が出ました。
今までは点数が下がり続けていましたが、
今回、大幅に点数が上がりました。
結果が出たのも成長を感じた点ですが、
それよりも、その後のその子の
姿勢に成長を感じました。
私は「点数が上がってよかったな～」と
思っていましたが、
その子は満足していませんでした。
目標点にあと一歩届かなかったのと、
「テストが簡単だった」ということを
認識していたからです。
本人的には満足できなかったのでしょう。
すぐに切り替えて、次に向けて努力しています。
数学の応用問題が
からっきしダメだったのですが、
最近は数学の難しい内容も
できるようになってきています。
まだまだ目標まで実力が足りませんが、
さらなる成長が楽しみです。
子供達には「無限の可能性」がある
と言われます。
本当にそうだな、と思います。
その可能性を引き出す
ほんのお手伝いができればいいなぁ、
と思い、日々仕事をしています。