お問い合わせ

blog

算数が苦手な子の対処法

2018/7/20

小学校高学年、特に5,6年生ともなると
算数が苦手な子はどこから
手を付けていいかわからない状態に
なっている子がいます。
学校で習っている内容は
どんどん難しくなってきているのに、
まったくついていけていない子がいます。
このように算数が苦手なお子さんに対しては、
「遡行学習」がいいと思います。
遡行学習とは
「前の学年に戻ってやり直しをする」
という学習法のことです。
足し算、引き算、かけ算、割り算という
四則計算がしっかりできない状態で、
「割合」や「速さ」の内容を理解したり、
分数や小数の計算をしたりすることは
難しいです。
まずは「下の学年の復習をする」ことが
重要だと感じています。
実際に塾に通っている生徒で、
算数が苦手なお子さんに対しては、
学年に関係なくつまずいていると思われる
学年の内容までさかのぼって復習しています。
学校で習っている内容は
一切教えていないのですが、
四則計算が安定してくると、自然と学校で
習っている内容も理解できて、
点数が取れるようになってきています。
百ます計算で足し算、引き算、かけ算を
練習しているお子さんが、学校での分数計算のテストで
いい点数が取れた、ということがありました。
塾ではまったく分数を教えていませんので、
おそらく学校の授業を自分で理解できるように
なってきているのだろうと思います。
算数がしっかりと身についているか
どうかの判断は「九九」でできます。
特に高学年のお子さんであれば
九九で確認できます。
試しに九九を聞いてみて下さい。
スラスラと答えられるようであれば、
そこまで問題ではないと思います。
逆に九九がしっかりと言えなかったり、
たどたどしかったりしたら、要注意です。
すぐに計算力の強化を図るべきだと思います。
小学生のうちに、最低でも
四則計算と小数、分数の計算を
しっかりと身につけておければ、
中学に入ってからの数学、理科は
何とかついていけると思います。
「小学校で習っているから大丈夫」は、
危険だと感じています。
今の小学校は昔と比べて教える内容が多いので、
きちんと「身についているか」までの確認まで
手が回らないのが現状です。
学校任せにせず、ご家庭でもしっかりと
お子さんの基礎学力を確認しておいて
いただきたいと思います。

contact

面談のご要望など、当塾へのお問い合わせはこちらよりお願い申し上げます。後日、当塾よりご記入頂きました電話番号へご連絡いたします。