塾の役割
2018/12/24
「塾の役割ってなんだろう…」
最近よく考えます。
と同時に思うことは
「教育とは何か?」
ということです。
一般的に「教育」というと、
「先生」と「生徒」がいて、
先生が自分の知識を生徒に伝える、
ということがイメージされると思います。
多くの学校の授業は一般的に
このスタイルでやっていると思います。
ただ、現在では技術の進歩により、
優秀な先生の授業が安価で、
手軽に利用できるようになりました。
また、同じことを伝えていても、
受け取る側の姿勢によって、
伝わり方が全く違います。
「知識を伝える」ということよりも
「態度を変える」ということが
重要になってきているのではないか。
そう感じています。
「教育とは、生徒のやる気に火をつけること」
「教育とは、心のコップを立てること」
雑誌「致知」の中で出てきた、
教育に関する言葉です。
教育というのは、
受け手である生徒の姿勢を
変えることが大事、ということ
なのだと思います。
「自立型」というのは
「態度を変える」ことに重点を置いた
指導方法なのだと考えています。
その意味では、これから求められている
教育の姿を表した指導法とも言えるのでは
ないかと思います。
ただ、「知識を伝える」ということが
軽視されることはないと思います。
まったく何も知らない生徒に対して
「さぁ、自分の好きな様にやってごらん」
では、あまりにも無責任すぎます。
知識を伝える一方で、
生徒の態度変容を促し、
自ら考えて行動できる人を育てる
そうした人材の育成が
これからの塾には求められている
のだと思います。