お問い合わせ

blog

平成31年度長野県公立高校入試感想(数学)

2019/3/7

昨日終わった入試問題を一通り解いてみて、
感想を述べようと思います。
今日は数学です。
問1、問2は全体的に
解きやすかった印象です。
ただ、簡単な問題であっても
「なぜそうなるのか?」という点を
説明させたり、考えさせる問題が
目立った印象を受けました。
また「標本調査」や「対称図形」といった
手薄になりがちな分野からも出題が
されていて、
まんべんなく対策しておく
必要性を感じました。
問3は「池の水を抜く」という、
テレビ東京の人気番組にインスパイア
されたかのような問題が出題されました
(ちなみに、長野県はテレ東は映らない)。
解いていて思わず笑ってしまいました。
ですが、条件設定が複雑なため、
「グラフが何を意味しているのか」
を理解して解くのには
かなり苦戦すると思います。
Ⅰの(3)以降はかなり難しいと思います。
ここを飛ばして先に進めたかどうかで、
差がつくような気がします。
ちなみにこのような「水を抜く」問題は
中学入試では頻出の問題だと思います
(「水槽算」と言うらしいです)。
「最近の公立高校入試は、中学入試の
 内容を参考にしている」
という話を小耳に挟んでいましたが、
この問題はまさに当てはまるのでは
ないかと思います。
私も解いていて、(3)の②は
「つるかめ算」の解き方を使いました。
小学生の子で余裕のある子には、
中学入試の問題も練習しておこうかな、
と思いました(今も多少はやっていますが)。
問4は
Ⅰの(2)がやや解きづらい問題でしたが、
Ⅱの(2)まではそこまで難しい問題では
ないと思います。
証明もかなり簡単です。
逆にⅡの(3)(4)は難しいと思います。
全体的な難易度は昨年並、
という印象です。
ただ、ひねった出題が多かった分、
そこで焦ってしまった子がいると
思われるので、
平均点は下がるのではないかと
予想しています。
今後の対策としては
・数学の本質から考える(「公式当てはめてOK」は通用しない)
・すべての単元を幅広く勉強しておく
・余裕があれば、中学入試の問題に挑戦してみる
といったところです。

contact

面談のご要望など、当塾へのお問い合わせはこちらよりお願い申し上げます。後日、当塾よりご記入頂きました電話番号へご連絡いたします。