平成31年度長野県公立高校入試感想(英語)
2019/3/8
先日行われた公立高校入試の
感想を書いています。
※数学についてはこちら
今日は英語です。
問題構成は昨年とほぼ同じです。
問2のⅠは身近な生活の中での会話、
文章を中心とした内容です。
会話文の穴埋め、ショッピングセンターでの買い物、
インターネット記事(食品の無駄)について
出題されています。
特に難しい問題はないと思います。
ただⅠ(3)が少し解きづらいかもしれません。
問2のⅡは英作文です。
「外国の友達に、英語の宿題を
手伝ってもらうように頼む」という、
近未来の日本で起こる?
かもしれないシチュエーションと
「ボランティア活動に参加したいかどうか」
について、自分の意見を述べさせる問題でした。
昨年と比べるとちょっと書きづらいかな、
という印象を受けました。
問3は「ジョン・デューイ」の教育論についての
問題でした。
アメリカの哲学者、ジョン・デューイの建てた
学校の教育方法についての紹介文です。
本文はやや読みづらいかな、
という印象を受けました。
設問自体はあまり難しくないですが、
(1)はちょっと迷いました。
ちゃんと読まないと「ア」を選んでしまうかもしれません。
(4)(c)の自分の意見を述べる英作文も
苦手な子は苦戦するかもしれません。
問4は芥川龍之介の小説「蜜柑」についての
紹介文でした。
こちらの文章の方が読みやすかったと思います。
設問も全体的に簡単だと思います。
ただし、(2)は少しひねってあるかな、と思います。
全体的な難易度は
昨年と比べると英作文が書きづらいのと、
長文がやや読みづらいという点から
平均点は下がるのではないかと
予想しています。
ただ、設問はかなり簡単なものが多いので、
上位校の生徒はきっちりと点数を
取って欲しいところです。
今後の対策としては
・単語、基本文をとにかくたくさん覚える
・英語で「自分の意見を述べられる」ようにする
・英検に挑戦する(まずは3級。上位校を目指す生徒は準2級以上)
です。
最後に、昨年と比べると
やや解きづらくなったかな、と思いますが、
それでも他県と比べるとまだ簡単だと思います。
英語が得意な生徒であれば、
英作文以外ではほとんど
差がつかないのではないかと思います。
大学進学まで見据えているお子様は
入試で点数が取れた、といって油断せず、
更に上を目指して努力してほしいと思います。