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平成31年度長野県公立高校入試感想(まとめ)

2019/3/15

先日行われた公立高校入試の感想を書きました。
※数学についてはこちら
※英語についてはこちら
※国語についてはこちら
※社会についてはこちら
※理科についてはこちら
最後に5教科全部を解いての
感想を述べたいと思います。
まず感じたことは
「その場で考えて答えさせる問題が多い」
ということです。
今までに習ったり見たことがないような
資料を見せ、その場で
自分で考えて答えさせるような
問題がこれまで以上に増えてきている
という印象を受けました。
次に「記述が多い」です。
これは、ここ数年ずっと言われ続けていることです。
とにかく「自分の言葉で答えさせよう」とする問題が、
どの教科も多かったように思います。
この傾向は今後も続くと思います。
また、長野県の入試は
どの教科も幅広い単元から出題されている
という印象を受けます。
そのため「逆転が難しい」試験ということが
言えるのではないかと思います。
中3になって、部活も一段落してから受験対策を始めても、
時間的にかなり難しいのではないかという気がしています。
逆に言えば、
「中1から真面目にコツコツと積み重ねてきた者が勝ちやすい」
試験ではないかな、と思います。
最後に、一番感じたのが
「国語力の重要性」です。
今年の問題は比較的解きやすいように感じたのですが、
それは「問題文から、どのようなことが聞かれているのか」
が推測しやすかったからだ、という風に思っています。
問題文の意図がきちんと把握できれば、
あとは基本知識がしっかりしていれば
それに沿って答えるだけ、という感じです。
何か特別に難しい解き方を使うわけでもなく、
「中学で習った標準的な知識」を元に、
「問題文を正確に読み取り」
「自分の言葉で表現できる」
こうした能力が高い生徒が得点できた
のではないか、と思っています。
逆に言うと、いくら知識があっても
読解力がないと
「この問題は何を聞いているのか?」
が推測できず、
「何を答えればいいのかわからない」
という状態に陥ってしまったのでないかな、
と思います。
「国語力をつける」には
一朝一夕にはいきません。
個人的には国語力の基盤は
「小学生」の時点である程度決まる
と思っています。
というのも、
中学に入ってから「国語力」をつけるには
「小学校の内容で、つまづいているところからやり直す」
しかないと感じています。
その量は膨大になるので、最終的に挫折することに
なるケースが多いからです。
まとめますと、
当たり前の結論になってしまいますが、
「早い段階から、きちんとした方向性で、継続して準備する」
ことができた人が、
結果を残せる試験なのではないかな、
と思いました。

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