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平成31年度長野県公立高校入試感想(理科)

2019/3/14

先日行われた公立高校入試の
感想を書いています。
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最後は理科です。
問題構成は、昨年同様だと思います。
問1が生物、問2が化学、問3が地学、問4が物理
分野からの出題です。
問1Ⅰは消化酵素の問題でした。
(3)の対照実験についての問題は
盲点となるところで解きづらかったのでは
ないかと思います。
問1Ⅱはイチゴの花のつくりでした。
「ルーペの使い方」という、
中1の最初で習う内容の出題がされました。
やはり理科は、どの単元も幅広く
確認しておくことが大事だということを
感じさせる出題だと思います。
問2Ⅰは酸化銅の還元反応の問題でした。
ここは全体的に解きやすかったと思います。
問2Ⅱは塩酸と水酸化ナトリウムの化学反応について、
イオンとからめて出題されました。
(3)の出題パターンがちょっと変わっていて、
問題文の仮説を否定し、自分の考えを表現させる
という内容でした。
グラフがちょっと分かりづらいですが、
イオン式をきちんと覚えていれば、
そんなに難しい内容ではなかったと思います。
問3は地学分野ですが、
ここは全体的に解きづらかったです。
特にⅠの(5)とⅡの(2)は
それぞれ普段練習している内容とは
違う視点からの出題でした。
ここまで踏み込んでおさえていた生徒は
少なかったのではないかと思います。
問3Ⅰは地球の自転と月の公転について
の問題でした。
地球と月の動きを模式化した実験ですが、
ここは苦手にする子が多いので、
かなり苦戦したのではないかと思います。
問3Ⅱは緊急地震速報をテーマにした
地震の内容でした。
ここも苦手にする子が多いので、
苦戦したと思います。
問4Ⅰは発電式の懐中電灯の仕組みから、
電気、仕事、エネルギーと幅広い単元を
含んだ内容でした。
(2)が難しいと思いますが、
それ以外は標準的な問題だと思います。
問4Ⅱは光の問題でした。
ここは難しかったと思います。
全体的な難易度は、問3、4がやや
解きづらかったという印象がありますが、
全体的には昨年よりも解きやすかった
という印象です。
ですので、平均点は上がると思います。
対策としては
・すべての分野を一通りやる
・結果だけを覚えるのではなく、
 「別の観点から見たら、どういう結果になるのか」
 といった視点を持つ
・「なぜそのような結果になるのか」
 という理由まできちんとおさえておく
です。

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