「算数」の重要性
2019/7/11
いま、数学は
中1は文字式、
中2は連立方程式の文章題を
勉強しています。
ここで差がつくのが
「小学校の算数をしっかりと
理解できているかどうか」
という点です。
具体的には「速さ」「割合」が
身についているかどうかです。
「み・は・じ」のおかげで、
速さの公式はだいたいみんな
覚えられています。
ですが、割合となるとかなり怪しいです。
「20%を小数にすると?」
「3割を小数にすると?」
「300円の30%は?」
このあたりですでにつまづいている
子もいます。
さらに、ちょっと突っ込んだ内容、
例えば
「13分は○時間?」
「時速60kmは分速○km?」
「500円の3割引は?」
「300円の20%引きは?」
といった内容。
このあたりがきちんと答えられる子は
10%程度だと感じています。
中学1・2年生には、
面談の時に必ずこのあたりの質問をします。
この時にしっかりと答えられた生徒については
だいたい「蟻ヶ崎」以上の進路をイメージします。
ここできちんと答えられなかった生徒に
関しては、その後、もう少し細かく質問して
だいたいの実力を把握していきます。
「速さ」「割合」については、
小学校で一通り教えますが、
基本的な内容をさらって
終わってしまっている状況です。
そのため、練習量が足りず、
中学校の数学で使えるだけの知識にまで
鍛えられていない子がほとんどです。
ここがあやふやだと、その先の進路は
ある程度限定されてきます。
「速さ」「割合」は小5で習う内容なので
小学生のうちにしっかりと練習しておいて
ほしいと思います。