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学歴社会

2019/12/10

日本は「学歴社会」と言われます。
まあ確かにそうかなぁ、と思います。
先日、塾向けの雑誌を読んだのですが、
そのタイトルが
「子どもの学力は、親の社会経済的背景で決まる!」
という刺激的なものでした。
様々なデータが紹介されていましたが、
いくつかまとめると
・高所得の家庭は、両親の大卒割合が高い
・教育費の投資額が大きい家庭ほど、子供の学力が高い
・親の学歴が高く、年収も高い家庭の子供の学力は
 総じて高い
というものでした。
なんだか「階級社会」みたいで、
ちょっと気が滅入る部分もありますが、
日本社会においては、
「学歴」というものが、
ある種の階級を作っていることは
社会的事実のように思います。
ただ、一方で
「学歴や年収だけ強調されてもなぁ…」
と思うことがあります。
自分は高校、大学と進学しましたが、
そこでは、様々な「優秀な人達」
と出会いました。
ただ、「優秀な人達」は
「才能がある」人達というよりも
「周囲の人達よりも努力する」
人達だったように思います。
高校の友人で、東大に進んだ彼は、
高校時代、部活で電車移動していた時、
僕らは疲れて寝ている時、
一人問題集を解いている人でした。
大学の法学部で、
司法試験に合格した人は、
周りが遊んでいる中、
図書館や自習室にこもって
必死で勉強している人達でした。
「学歴」「年収」というのは結果であり、
ともすると「結果」だけに目が行きがちですが、
そこに至るまでには、
みんなそれなりの「努力」を
していたように思います。
私はどちらかといえば、
「偏差値の高い学校に行った方がいいよ」
という考え方ですが、それは
「偏差値の高い学校に行けば、
 社会的に成功する可能性が高まるよ」
という意味もありますが、それよりも、
「偏差値の高い学校には、自分よりも
 優秀な人間がいっぱいいて、刺激を受けられるよ」
という、自分自身の経験が元になっている
ように思います。
学歴だけですべてが決まるわけではありませんが、
「努力した人間が報われる社会」
という意味では、学歴社会というのも
決して間違ったものではないのかな、
と思います。

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