土偶を見に行く
2019/12/16
昨日の日曜日は終日空いていたので、
の土偶展を見てきました。
きっかけは、保護者面談の際に
ある生徒のお母さんに
「長野県立歴史館に国宝の土偶が来る」
という話をうかがったことです。
残念なことに、国宝展の時は時間がなくて
見に行けなかったのですが、
引き続き「土偶展」はやっていたので
見てきました。
写真を撮った土偶以外にも色々な形、表情の
土偶があり、とても興味深かったです。
女性の形をしているものや
赤ん坊のような表情をしているものが
多いことから、
「土偶は主に女性が作った」
と言われているそうです。
経済的なゆとりがなくなってくると
土偶が作られなくなっていった、
という話を聞くと、
「文化の発展には金がかかる、という部分は
今も昔も変わらないのかもしれない」
と思いました。
土偶展の他にも「常設展」があったので、
あわせてそちらも見てきました。
縄文時代から昭和までの長野県の歴史が
ざっくりと案内されていました。
ちょうど解説員の方が空いていたので、
色々と説明を聞きながら見学してきました。
「あ、仁科氏と穂高氏だって。」
「筑摩県の方が長野県よりも広かったんだ~」
などなど、何となく知っているようで
知らなかったことを学ぶことが出来て
非常に有意義な時間が過ごせました。
一番「へ~」と思ったのが、
蒸気を使った製糸場で
蒸気は「機織り機」を動かすのに使われたのではなく、
「繭を70度のお湯で温めるため」に
使われていた、という話です。
※機織り機は「水車」の動力で動かしていたそうです。
以前は土偶を見ても、
「ドラクエに出てきたな(どぐうせんし)」
くらいにしか思いませんでしたが、
歳をとったせいか、
最近は石碑を見て興奮するようになったり、
「勾玉、いいわ~」と思ったり、
考古学に惹かれるようになってきました。
土偶以外にも色々と見ることができて、
いい休日になりました。