できる子ほど…
2019/12/18
塾でテストを行ったあとは
全員に「解き直し」をしてくるように
指導しています。
まずは「正答率が高かった問題」。
その先は、生徒によって、
「この子だったらこのくらいはできるかな」
「この子はまずここまでできればいいかな」
というのを一人一人判断して
直してくるように指示しています。
以前は生徒に大まかに指示していたのですが、
それだとやってくる生徒が限られてしまいました。
本当は自分で考えてやってほしいのですが、
まだまだ「自分でどこを直せばいいのか」が
判断できる子が少ないです。
なので、今は「ここまでやってこい!」
と具体的に言うようにしています。
で、指示してから1週間。
今のところ終わらせてきたのは1人。
しかもその子に出した指示は
「間違えた問題、全部直してくる」という
一番キツい形でした。
それでもちゃんとやる子はやってきます。
で、この子の成績は優秀です。
厳しく言えばまだまだですが。
できる子ほど「自分に厳しく」努力ができます。
出来ない子ほど「自分に優しく」言い訳に逃げます。
今朝読んだ本に
「教えてくれなきゃできないって言ってる人間には
教えたってできない」
という、講談師一龍斎貞水さんの言葉が
紹介されていました。
勉強に限らず、どの世界も同じ。
いかに「自分から身につけよう」という
意識を持って努力するか。
その「意識」の差が、結果となって現れる
ように思います。
この「意識」の部分をどう変えていくのか。
結局指導者に問われているのはこの一点に
尽きるように思います。