後期選抜の倍率を調べてみた
2020/3/5
昨日、後期選抜の最終倍率が
発表されました。→こちら
ここから先はもう変更できません。
あとは試験に挑むのみです。
倍率を眺めていて思ったこと。
それは「毎年定員を超える(倍率1.00を超える)
高校は同じだなぁ」ということです。
実際にそうなのか。
今日から休校期間でちょっと時間もあるので、
7年前からさかのぼって調べてみました。
【倍率が1.00倍を超えた高校(後期選抜)】
○2014年
深志 1.04
県ヶ丘(普通) 1.16
蟻ヶ崎 1.30
美須々 1.09
豊科 1.03
塩尻志学館 1.08
田川 1.13
南農(グリーン) 1.50
南農(環境) 1.25
南農(生物) 1.05
大町北 1.21※
梓川 1.06
※大町北は現在の岳陽(普通)
○2015年
深志 1.07
県ヶ丘(普通) 1.11
蟻ヶ崎 1.20
大町(理数) 1.93※
美須々 1.25
豊科 1.08
塩尻志学館 1.05
松工(機械) 1.05
松工(電子) 1.15
南農(グリーン) 1.20
南農(環境) 1.50
穂商 1.11
大町北 1.21※
梓川 1.34
※大町(理数)は現在の岳陽(学究)
大町北は現在の岳陽(普通)
○2016年
深志 1.08
県ヶ丘(普通) 1.13
蟻ヶ崎 1.07
岳陽(学究) 1.89
美須々 1.08
豊科 1.08
塩尻志学館 1.08
田川 1.08
南農(グリーン) 1.05
穂商 1.04
梓川 1.25
明科 1.04
池工 1.22
○2017年
深志 1.09
県ヶ丘(普通) 1.28
県ヶ丘(英語) 1.25※
蟻ヶ崎 1.28
岳陽(学究) 1.26
美須々 1.09
豊科 1.07
松工(機械) 1.08
池工 1.07
※県ヶ丘(英語)は現在の探究科
○2018年
深志 1.12
県ヶ丘(普通) 1.05
県ヶ丘(探究) 2.63
蟻ヶ崎 1.31
美須々 1.13
豊科 1.03
田川 1.02
松工(電子) 1.20
南農(グリーン) 1.15
南農(生物) 1.30
池工 1.03
○2019年
深志 1.13
県ヶ丘(普通) 1.20
県ヶ丘(探究) 3.00
蟻ヶ崎 1.19
岳陽(学究) 1.08
美須々 1.00※
豊科 1.01
南農(環境) 1.05
穂商 1.05
梓川 1.03
明科 1.04
※美須々は定員280のところ、志願281。
不合格者を出し、二次募集をしていたので入れた。
○2020年
深志 1.10
県ヶ丘(普通) 1.09
県ヶ丘(探究) 3.38
蟻ヶ崎 1.22
美須々 1.06
豊科 1.07
塩尻志学館 1.02
松工(電子) 1.20
南農(グリーン) 1.10
岳陽(普通) 1.13
今年も含め、7年間ですべて定員を越える
応募があったのは、
「深志、県ヶ丘、蟻ヶ崎、美須々、豊科」
の5校だけです。
この5校は「偏差値50以上」の高校、
ということがいえると思います。
「偏差値50」というのは、
ざっくり言って「平均点」です。
「普段のテストで平均点以上の生徒が、
偏差値50以上の公立高校の進学を
考える場合は、競争になる。」
ということが言えるのではないかと思います。
また、少し乱暴な言い方をしてしまうと
「偏差値50より低い公立高校への進学を
考える場合、競争なしに入ることが
ある程度できてしまう」
ということも、数字上は言えると思います。
ただ、各高校でそれぞれ難易度が違います。
「倍率が低いから、どこでも入れるだろう」
と思って甘く考えてしまうと、
「高校には入れたけれども、
高校の授業についていけずに、退学」
ということにもなりかねないので注意が必要です。
なお、今年の後期選抜(第4学区)全体の倍率は
「0.99」でした。
公立高校を志願する生徒が定員よりも少ない。
このことと少子化ということから
公立高校の再編はもはや避けられないのでは
ないかと思います。