休校最終日
2020/5/20
安曇野市は、本日20日までで休校期間が終了です。
長かった休校も、ようやくこれで一つめどがつきます。
今後の状況次第では、また休校になることも
考えられますが、まずは一安心です。
先週から「分散登校」が始まっていたので、
そちらの方でホッとした部分はありますが、
あらためて休校が終わるとなると、感慨もひとしおです。
それにしても、このような「休校」というのは
これまでの人生においても初めてのことでした。
学習塾業界に身をおいてちょうど今年で10年目になりますが、
これほど長い期間「営業停止」を余儀なくされたことは
ありませんでした。
3月の休校の時は本当に焦りました。
それまでは
「コロナで営業活動が制限される業種の人は大変だな~」
などと他人事のように思っていました。
そこに、突然の「全国一斉休校」。
「コロナ」が身近に迫った瞬間でした。
「営業を続けるべきか、休校にすべきか」
この時が一番悩んだように思います。
散々悩んだ上で、「休校」を選択しましたが、
周りの塾のほとんどが、普通に営業しているのを見て
「やっちまったなぁ…」
と正直思いました。
ですが、その時に抱いた「危機感」と
「負けてたまるか」という感情によって、
「塾に来られない生徒に対して、どのように
対応すればいいのか」
というシミュレーションができたのが
次につながりました。
春休みには塾を再開できたものの、
4月に入ってから「緊急事態宣言」が発令される、
との動きが現実化していく中で、
「これは、また休校になることも覚悟しないといけないな」
と思っていたら、新学期早々2度目の休校。
正直、この時も「勘弁してくれよ…」
と思いましたが、
最初の休校の時にシミュレーションできていたので、
2度目の休校の時は、
ある程度の対応をすることができたと思います。
そして、そのように苦しい時期が続いたおかげで、
今までとは違った形の「指導スタイル」も
考えることができました。
新しい機能を使うこともできました。
自分は時代の変化にかなり遅れるタイプですので、
もし、今回のコロナ騒動がなければ、
こうした新しい機能を使うことは
もっと先になっていたと思います。
その意味では、今回の騒動によって、
自分の「指導の幅」を広げることができたのは
よかったと思います。
明日からまた日常が少しずつ戻ってきますが、
部活や学校行事など、まだまだ未定の部分が多いです。
また、「コロナ前」の日常にはもう戻らない、
という風にも言われています。
こういった時ほど「人間の真価」というものが
問われているように思います。
自分にどれだけのことができるかわかりません。
ですが、生徒たちに「範を示す」ことができるように、
これまで以上に気を引き締めていきたいと思います。